揮発性有機化合物 室内濃度指針値 設定日
ホルムアルデヒド 100μg/m3(0.08ppm) 1997.6.13
トルエン 260μg/m3(0.07ppm) 2000.6.26
キシレン 870μg/m3(0.20ppm) 2000.6.26
パラジクロロベンゼン 240μg/m3(0.04ppm) 2000.6.26
エチルベンゼン 3800μg/m3(0.88ppm) 2000.12.15
スチレン 220μg/m3(0.05ppm) 2000.12.15
クロルピリホス
1μg/m3(0. 07ppb)但し小児の場合
は0.1μg/m3(0.007ppb)
2000.12.15
フタル酸ジ-n-ブチル 220μg/m3(0.02ppm) 2000.12.15
テトラデカン 330μg/m3(0.04ppm) 2001.7.5
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 120μg/m3(7.6ppb)注1 2001.7.5
ダイアジノン 0.29μg/m3(0.02ppb) 2001.7.5
アセトアルデヒド 48μg/?(0.03ppm) 2002.1.22
フェノブカルブ 33μg/?(3.8ppb) 2002.1.22
ノナナール 暫定値41μg/m3(7.0ppb) 検討継続
C8-C16 脂肪族飽和炭化水素 検討継続
C8-C12 脂肪族飽和アルデヒド 検討継続
総揮発性有機化合物量(TVOC) 暫定目標値400μg/m3 2000.12.15
・同検討会では下記のように「シックハウス症候群」が定義されている(中間報告書
第1回~3回のまとめ)
「住宅の高気密化や化学物質を放散する建材・内装材の使用等により、新築・改築後の住宅やビルにおいて、化学物質による室内空気汚染等により、居住者の様々な体調不良が生じている状態が、数多く報告されている。症状が多様で、症状発生の仕組みをはじめ、未解明な部分が多く、また様々な複合要因が考えられることから、シックハウス症候群と呼ばれる」
・指針値については、次のような留意点が示されている(中間報告書第8 回および第9 回のまとめ)。
「現時点で入手可能な毒性に係る科学的知見から、ヒトがその濃度の空気を一生涯にわたって摂取しても、健康への有害な影響は受けないであろうと判断される値を算出したものであり、その設定の趣旨はこの値までは良いとする
のではなく、指針値以下がより望ましいということである」「一方、指針値設定はその物質が『いかなる条件においても人に有害な影響を与える』ことを意味するのではない」
・指針値策定の対象物質選定には下記6つの事項が考慮された(中間報告書第1回~第3回
のまとめなど)。