・子供の影響の受けやすさに対する研究
Research into Child Vulnerability
6.8 証言及び科学文献は、子供は農薬により影響を最も受けやすいグループであるという結論に、本委員会員を導いた。
しかし、カナダにこの特殊なグループに焦点を合わせた研究計画がないと思われる。
例えば、子供の身体中に発見された汚染物質濃度に関するデータを集めることを可能にする、小児又は胎児汚染指標システムはない。
マーチン博士の証言も、この分野でほとんど研究がなされていないことを示す：
神経影響に関して．．．私たちは昆虫忌避剤として又は頭のシラミのためのどちらかにそれを使った後にけいれん及び長引く錯乱を生じる子供をいつも知る。
それはいつも起こる。
私たちはそれはまさに急性影響であると考える。．．．
長期間にわたってそれは何をするだろうか？もしあなたの幼児のために昆虫忌避剤を使ったなら、被ばくの15年後にあなたの神経系に何が起こるのだろうか。
私たちはそれを研究する必要があり、私たちはその研究に資金提供する必要がある。９０
6.9 子供の発達及び生理学的性質及び大人と異なる子供の日常活動のため、胎児と新生児は母親の身体中に蓄積された汚染物質に曝されるため、多くの理由で子供は農薬に最も影響の受けやすいグループとなる。
カナダの現在の研究計画はこれらの特異性を考慮に入れず、一般人に利用できる情報は不十分である。
6.10 本委員会は特に子供のための研究分野を作ることを連邦政府に強く求める。
研究プロトコルは特に子供に対する農薬の影響に焦点をあてるべきである。
追加的資金提供はこの目的を達成するために必要であろう。
本委員会は、政府は直ちに特に子供の健康に向けた農薬研究計画のために十分な資金提供を作り確保することを勧告する。
研究目標は、母親の体に蓄積した汚染物質への胎児と新生児の被ばくに、及び農薬の神経毒影響に、子供の日常活動及び子供の発達と生理の特徴のような側面に焦点をあてるべきである。
・78 Canadian Institute of Child Health, Brief to the Committee.
79 Anonymous, "How safe is your produce, Consumer Reports," March 1999.
80 Evidence, Meeting No. 4, November 16, 1999.
81 S. Schwartz and G.W. Chance, "Children First," Alternatives Journal, 25(3):20-25, Summer 1999.
82 G.W. Chance and E. Harmsen, "Children Are Different: Environmental Contaminants and Child Health," Canadian Public Health Review, Volume 89, Supplement 1, May/June 1998, p. 10-14.
83 Evidence, Meeting No. 4, November 16, 1999.
84 G.W. Chance and E. Harmsen, "Children Are Different: Environmental Contaminants and Child Health," Canadian Public Health Review, Volume 89, Supplement 1, May/June 1998, p. 10-14.
85 Evidence, Meeting No. 4, November 16, 1999.
86 P.J. Landrigan, et al., "Children's Health and the Environment : a New Agenda for Prevention Research," Environmental Health Perspectives 106, Supplement No. 3, 1998.
87 G.W. Chance and E. Harmsen, "Children Are Different: Environmental Contaminants and Child Health," Canadian Public Health Review, Volume 89, Supplement 1, May/June 1998, p. 10-14.
88 Sierra Club of Canada, November 17, 1999, V.F.Garry et al, "Pesticide Appliers, Biocides, and Birth Defects in Rural Minnesota," Environmental Health Perspectives, Volume 104, No. 4, April 1996, p. 394-399.
89 Evidence, Meeting No. 4, November 16, 1999.
90 Evidence, Meeting No. 11, December 1, 1999.
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掲示 2003年 1 月 31 日 渡部和男