runより:以前にも掲載したと思うのでカットしながらの掲載となります。
・出展:環境省HP
http://www.env.go.jp/
・公園・街路樹等病害虫・雑草管理マニュアル
http://www.env.go.jp/water/dojo/noyaku/hisan_risk/manual1_kanri/02.pdf
~ 農薬飛散によるリスク軽減に向けて~
1 本マニュアルの趣旨・目的等
植物の病害虫の管理に関して、農地と公園等では性格が大きく異なる。
農地については、水稲、野菜、果樹等のように、一定規模の面積に一つの作物を作付・管理し、また、収穫物を販売するという経済的な活動を通じた管理を行うため、病害虫の防除に関しても、このような比較的単一な環境を前提とした管理や、できるだけコストをかけずに収量や品質を確保するという観点からの管理が行われてきた。
また、IPM(総合的病害虫・雑草管理)についても、作物毎にその手法が開発されてきた。
住宅地や公園における植物や街路樹の病害虫の管理は、植栽されている植物が様々であること、発生する病害虫についても多様であること、さらに、病害虫の研究の対象となりにくいため詳しい知見がないこと等から効果的な病害虫の管理手法が開発されておらず、また、IPM手法についても未だ確立されてはいない。
平成17 年度に地方自治体に対して街路樹・公園緑地等での防除実態についてアンケート調査を行ったところ、多くの自治体が防除に際し農薬を使用している一方、農薬の散布に関する苦情(洗濯物等への飛散や健康不安など)等もあり、適切な防除に向けた対応に苦慮している実態が浮かび上がってきた。
また、アンケート調査では、自治体が直接防除を行うだけではなく、防除業者等への委託も一般的に見られることが明らかになった。
このため、本マニュアルでは、公園緑地・街路樹等における病害虫の管理に関する基本的な事項や考え方を整理することで、それぞれの自治体等がそれぞれの環境等に適した管理体系を確立していく上での参考情報を提供することとする。
なお、本マニュアルは自治体等における公園緑地、街路樹等の病害虫の管理のみならず一般の緑地等の管理にも有効であり、全ての関係する方に参考として活用されることが期待される。
また、本マニュアルでは、具体的な管理業務を発注する公園等の管理者が適切な指示を出すための参考とできるよう、基礎的な病害虫の生態なども含めて記述することとした。
runより:今回も行政指導です、一般市民の散布ではありません。