突発性環境不耐性(IEI)の話を最近出していますが今のところシックハウス症候群と多種類化学物質過敏症を別にしようという動きと考えています。
突発性環境不耐性(IEI)は化学物質過敏症Wikipediaにも書いてある言葉で結構古くから存在していました。
去年突然に関西労災病院が論文発表しましたが北里の研究を否定した形にこだわった様に感じます。
突発性環境不耐性(IEI)自体は私も文句言える程の人間では無いのでいいのですが現実的には北里の研究で患者達は救われてきました。
また多種類化学物質過敏症という言葉がやっと少しづつ世間に広まりつつある時期に突発性環境不耐性(IEI)を使うメリットが患者には無いと思います。
しかし専門医も化学物質過敏症は難しいらしく化学物質過敏症外来からシックハウス外来に名称変更する病院が出てきました。
化学物質過敏症外来ではシックハウス症候群も診るがシックハウス外来では化学物質過敏症を診ないという所も増えてきてます。
一応化学物質過敏症外来の病院が増えているのでバランス崩壊とはなってませんが新参の病院は方針が判らない事が多く少し怖い。
また突発性環境不耐性(IEI)を主張する側で化学物質過敏症を治したという実績はまだ見つけていません。
私はシックハウス症候群と化学物質過敏症を別ければいいだけの事で突発性環境不耐性(IEI)を使う理由は無いと考えています。
ただでさえ未だに混乱している状況、これ以上混乱は必要なく治療法の確立を目指すべきではないでしょうか?
一応突発性環境不耐性(IEI)には電磁波過敏症(IEI‐EMF、ほかにも呼び方がある)も含まれるし線維筋痛症、慢性疲労症候群等も含める場合も外国の文献ではありました。
電磁波過敏症認知には良いと思いますがやはり病名で解かりやすい方が患者にはいいかと・・・慢性疲労症候群は誤解を招く恐れから改名した方が良いとの意見がありますがその方が患者にとってプラスかもしれません。
結局のところ何よりも患者は治りたいので研究費は治療法に費やしてほしいと願うばかりです。