シックハウス症候群の名付け親は上原裕之医師です。
上原 裕之氏
1994年、自らの体験から新建材の化学物質を中心とした住環境由来の様々な症状を、シックハウス症候群と命名する。
その後シックハウスを考える会を設立。
主な著書として「化学物質だらけの家を買っていませんか」。
元NPO法人シックハウスを考える会理事長。
現在一般社団法人 健康・省エネ住宅を推進する国民会議正会員
http://www.sickhouse-sa.com/
「シックハウス」は1995年に「シックハウスを考える会」代表の上原裕之氏が提唱した言葉です。
◇1979年にデンマークのP・O・ファンガーらが、ビル勤務者の健康障害に着目して疫学調査を実施しましたが、この室内空気質と健康障害についての報告から、シックビルデイング症候群の用語が使われました。
◇1980年代には米国で患者が多発して社会問題となり、ビルに起因する職場の労働環境問題として多くの疫学調査や研究が実施されてきました。
◇ 一方我が国では、1994年に上原(NPOシックハウスを考える会理事長)が、自らの経験をもとに、住宅に起因する室内空気汚染という視点から、「シックハウス」、「シックハウス症候群」という言葉を提唱したのが語源で、今日社会的に広く認知された用語となっています。
シックハウス(病気の家)の3つの要因
◇ シックハウス症候群は室内空気汚染が原因で健康障害を起こしているのですが、シックハウス (病気の家) になった主な理由は、次の3つの要因です。
◇ 1) 高気密 (設計)
2) 自然換気不足 (設計 住まい方)
3) 化学物質の多用 (設計 住まい方)
◇1973年のオイルショック以後、住宅が省エネルギー設計で、「高気密」になったこと、冷暖房を長時間使用する窓を開かない生活習慣によって、「自然換気不足」の状態となり、絨毯やカーペット、化学物質を多用」する洋風生活スタイルがシックハウス症候群をおこす原因になったと考えられています。
◇最近、一酸化炭素、硫黄酸化物など、既知の室内有害ガス成分に加えて、今まで認識されていなかったガス成分として、ホルムアルデヒド・揮発性有機化合物が室内空気汚染源として大きく注目されています。
《 NPOシックハウスを考える会解散のお知らせ 》
この度平成25年4月21日開催第15回総会をもちましてNPOシックハウスを考える会の解散が了承され事業を終了する事となりました事をご報告申し上げます。
現在は精算法人として移行し、事業と人員の多くは、一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議に引き継がれております。
シックハウスに関する相談に関しても下記にご連絡いただけましたらこれまで通り対応いたします。
メール milk@sickhouse-sa.com
HP http://www.kokumin-kaigi.jp/
これまで長年にわたり弊会の事業の推進に多大なご協力をいただき、誠にありがとうございました。
NPOシックハウスを考える会
理事長 上原 裕之
残念ながらNPOシックハウスを考える会は解散しましたが米国でシックビルと呼ばれた背景には家庭では起こりにくかったと言われています。
では何故家庭で起こらなかったのか?欧米では新築、リフォーム共にベイクアウトを昔から行っていたというのが大きな理由と言われています。
日本ではいまだに定着していないのでシックハウス症候群の方が多くなったのでそう呼ばれているんですね。
さて、上原医師ですが大阪の方で強い影響力があります。
シックハウス診療科のカリスマ的存在と言えますね。