安全性[編集]
ポリテトラフルオロエチレン自体は化学的に不活性であり毒性はない。
しかし、それをコーティングした調理器具が約260°Cに達すると劣化し始め、約350°C以上になると分解する[3]。
このとき生成する物質は人間に対してはインフルエンザのような症状(ポリマーガス熱)を引き起こす可能性が報告されている[3]。
調理用の油脂・油・バターは約200°Cで焦げ始め、煙を生じる。
また、肉類は通常200–230°Cで揚げる。
しかし、調理器具をもし空のままで加熱しているのに気づかなかった場合、ポリテトラフルオロエチレンが劣化し始める温度以上に調理器具が加熱される可能性が生じる。
1959年の研究では、コーティングされたフライパンの空焚きによって発生する煙の毒性は、通常の調理用油から生じる煙に比べて低いことが示された[4]。
製造過程において生じる発癌物質[編集]
2005年、アメリカ合衆国環境保護庁の科学諮問委員会は、テフロンを製造する過程で使用するペルフルオロオクタン酸が「発癌性物質の可能性が高い」とした。
この結果は最終報告ではなく、草稿の一部である[5]。
デュポン社は、オハイオ州およびウェストバージニア州にある製造プラント近隣の住民からこの化合物による地下水汚染で訴えられ、3億ドルの賠償金で和解した。
現在、この化合物は米環境保護庁によって規制されていない。
2006年1月、アメリカにおいて唯一ペルフルオロオクタン酸を製造しているデュポン社は、2015年以降この化合物を製造プラントから放出しないことに合意した[6]。
しかし、完全に使用をやめることは認めなかった。
この合意は、調理器具に使用されるポリテトラフルオロエチレンだけでなく、食品パッケージ、衣類、カーペットなどの製品にも適用されるといわれている。
また、デュポン社はペルフルオロオクタン酸なしにポリテトラフルオロエチレンを製造するのは不可能であるが、代替物を模索していると表明した。
ペルフルオロオクタン酸は製造過程においてのみ使用され、硬化プロセス後には微量のペルフルオロオクタン酸しか残留しない。
デュポン社は、適切に硬化されれば、製造されたフライパンには計量不能な程度のペルフルオロオクタン酸しか残らないと主張している[7]。
runより:皆さんが思ったよりも危険物だったんじゃないでしょうか?
私がこの事を知ったのは20年前ですが何も変わってません。
昔ながらの鉄製が一番ですね~、中華鍋は最高ですwww