平成25年度東京消防庁危険物安全標語:2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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学校で…
学校の美術室で油絵具が自然発火(右は再現実験)

美術の授業で使用していた油絵具及び画用液(乾燥促進剤、亜麻仁油、溶剤)等が染み込んだティッシュをごみ箱に捨てたため、乾燥促進剤により、亜麻仁油に含まれる不飽和脂肪酸の酸化反応が促進されて自然発火したものです。

画用液を使用する際は取扱い上の注意事項を確認し、適正に使用する必要があります。


エステ店で…
エステオイルの付着した衣類等が酸化発熱により出火


エステオイル等に含まれる不飽和脂肪酸は、空気中の酸素と触れて酸化することで発熱しますが、常に外気に放熱されていれば自然発火には至りません。

油脂類の付着した衣類等を乾燥機で乾燥終了後に放熱の悪い状態で放置しておくと、衣類等の中心部に酸化熱が蓄積して発火する場合があります。

エステ店等の関係者は、油脂類の酸化発熱についての共通認識を持ち、類似火災防止を図ることが必要です。


アウトドアで…
着火剤により着衣着火

バーベキューをしている際にバーベキュー用こんろ(燃料:炭)の火が弱くなっていたのでチューブ入りの着火剤(メチルアルコール)を炭火に向かって入れたところ、急激に燃え上がったために火のついた着火剤が飛び散り、近くに座っていた子供の着ている衣類に着火したものです。

使用された着火剤は、危険物第四類アルコール類に指定されているメチルアルコールでできており、引火の危険性のあるものです。

着火剤を使用する際は、使用上の注意事項を十分に理解し、使用中のこんろに直接かけたりせず、点火は点火用ライターや棒切れなどの先に紙切れ等を結び付けて点火するなどの配慮が必要です。


runより:天ぷら屋で大量の天かすをゴミ箱に捨てたら自然発火して火事になった例もありますね。