■日本の食卓に出回る中国汚染食品
厚生労働省「輸入食品等の食品衛生法違反事例」には、輸入食品で摘発された中国産品の違反事例がずらりとならぶ。
「ナッツ類」にダイオキシンをしのぐ発がん性が高いカビ。
「ウーロン茶」で検出された殺虫剤フィプロニルは下痢や嘔吐などの健康被害。
「冷凍焼きアナゴ」からは大腸菌群が検出。
「きくらげ」や「しいたけ」などの複数の乾燥食品に使用している漂白剤に含まれる「二酸化硫黄」は、過剰摂取すれば気管支障害やアレルギー反応などを引き起こす。
「活はまぐり」や「あさり」からは除草剤プロメトリンが検出された。
なぜ、農薬が魚介類から検出されたかと言えば、大量に散布された農薬が川から海にまで流れ込んでいるからだ。
だが、摘発されるのはごく一部。輸入食品の検疫検査は全体の1割。
つまり、あとの9割はチェックをかいくぐって市場に出回っているのである。
「ラベル表示を確かめて買うから大丈夫!」
と、安心するのはまだ早い。
■中国産なのに国産と謳うカラクリ
たとえば、原料の一部を中国から輸入して国内で製造すれば、それはれっきとした“国産”となるのである。さらに、何種類かの食材が混ざった食品の場合は、50%以上の原産地のみの表示で良いということになる。
つまり、中国産が半数未満の割合なら、表示されないのだという。
残念ながら、我々は知らない間に中国産を口にしているようだ。
外食チェーン・コンビニ・スーパー・持ち帰り弁当など、各メーカーでも中国からの輸入食材を使っているところは多い。
毒ギョーザ事件以降、各メーカーではHPに原産地を公開したり、消費者からの問い合わせにも答えるようになってきたりしている。
積極的に情報を公開しているか、していないかで、購入を考えるのも手だろう。
runより:この「国産」のカラクリは依然と続いているようですね。
国内で加工すると国産、国産の材料が多いと国産など抜け道がたくさんあります。