gooニュースより
唾液の分泌が口内環境を維持? 歯の健康を保つメカニズムを知る
2013年4月18日(木)18:00
新年度になり、定期健康診断を受けている人も多いこの時期。
健康に対する意識が高まる時期ではあるが、同時に歯の健康について見直す良い時期でもある。
歯を痛める主な原因として知られているのは「虫歯」だが、一方で「酸蝕歯(さんしょくし)」という別の症状によって歯が溶けるケースも数多く見られ、「虫歯」と「酸蝕歯」を混同している人も多いのだそうだ。
「虫歯」は、歯などに付着した糖分、炭水化物、タンパク質などが元で虫歯原因菌の棲家となる「プラーク(歯垢)」が生成され、虫歯原因菌が酸性物質を発生することで歯を痛める症状。
一方で、「酸蝕歯」は酸性の飲食物そのものが歯のエナメル質や歯そのものを溶かし、ダメージを与えてしまう症状をいう。
「虫歯」と「酸蝕歯(さんしょくし)」の違い
この二つに共通しているのは、酸性が歯に悪影響をもたらしてしまうという点だ。
そこで、歯を痛めにくくするには、唾液を活発に出すこと、口内環境を pH 6.8~7.2(中性±0.2)に保つこと、プラークをなくすことの3点が重要になってくる。
なぜこの3点が重要なのかは、日常的に起きている口内環境の実態を理解するとわかりやすくなるだろう。