歯科 池田デンタルクリニック歯周病研究室 佐賀市
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池田デンタルクリニック
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プロバイオティクスとの出会い
実は私の家族には、アレルギー体質の子どもや化学物質過敏症の者がいます。
化学物質過敏症はよくコップの水にたとえられます。
人間の体に取り込まれた化学物質がその人の限界量を超えると、一気にあふれ出す‥急な発作、呼吸困難・消化管の炎症・目の炎症など、日常生活が非常に困難になる恐ろしい病気です。
治療法もまだ確立されていません。
化学物質への耐性は個人差があります。
大量の化学物質に囲まれていても、一生大丈夫な人が大多数でしょう。
しかし、一部の耐性の弱い人は現代の化学物質に囲まれた環境によって、取り返しのつかないダメージを負ってしまいます。
そして現在、化学物質過敏症(CS)の患者さんは増える一方だそうです。
アレルギー体質のうちの子は一歳になる前にアレルギー性のタンパク漏出性胃腸症で入院となりました。
下痢が止まらず、血液製剤で血液の浸透圧を補う毎日でした‥。
担当のお医者様の尽力により数ヶ月で退院出来ましたが、その後のアレルギー症状を抑えるのは現代医学では無理でした。
その後身内が化学物質過敏症になるのですが、身の回りの化学物質を減らしていくと、ついでに子どものアレルギー症状がよくなる事に気がつきます。
アレルギーは体の内から出て来るもの、外から塗ったり貼ったりしても“治る”わけではありません。
アレルギー体質の原因はアレルゲンではなく、環境汚染による体質の変化だったのです。
例えば花粉症を根絶するにはには杉の木の絶滅が必要でしょうか?昔は花粉症の人なんか周りにいませんでした。杉の木は太古の昔から存在するというのに。
杉の多い山間部よりも木の生えてない都市部に花粉症患者が多いわけは?
私は歯科医ですから、実にたくさんの薬や消毒を使います。つまり、大量の化学物質を人間相手に使用しているのです。
家族と子どもの事があった後、歯科医院の患者さんに使う化学物質も減らそうと思い工夫を重ねました。
当初は、歯科治療と化学物質を減らすことは矛盾することと考えていました。
しかし今では工夫を重ね、化学物質を極力減らしつつ、患者さんへの治療の質も良いものになっていっていると思っています。
具体的には‥
・皮膚や粘膜に接触する消毒薬→高機能電解水(ほぼ真水にもどる)
・歯の根に使うホルマリン系消毒薬→水酸化カルシウムもしくは清掃を徹底し薬は使わない
・器具のグルタルアルデヒド滅菌→高圧蒸気滅菌
・歯ぐきに使う消毒や薬→レーザー
・抗生物質→プロバイオティクス・バクテリアセラピー
などです。ここに挙げたのは当院での取り組みのほんの一部であり、まだまだたくさんあります。
薬や消毒で患者さんになるべく二次的健康被害を与えたくない!そんな思いがプロバイオティクス・バクテリアセラピーやレーザー治療につながっていったのです。
もちろん、歯科医院の化学物質をなるべく減らす取り組みは、私といっしょに生活する家族のためでもあります。
runより:HPではなくブログです。
熱意を感じますね。