農水省「1 等米と2 等米のコスト差500 円」は“うそ”2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・嘘その二 コストに影響しない経費も算入
農水省の試算は「日本精米工業会工場実態調査(16 年度)」を基にしています。

しかしながら同調査の「搗精賃」には着色粒除去と直接関連のない固定経費(減価償却費、地代、固定資産税、金利等)が含まれています。

過大な数字を基礎にして着色粒0.1%につき11.1%を乗ずる計算式がコスト差をさらに拡大させています。これでは実際と乖離した「机上計算」であり、非常に不適切な試算です。
仮に作業能率が低下しても増加する主な費用は「人件費」と「動力光熱費」の2つです。
嘘その三 「防除指導の徹底」→「農薬を使用した駆除は求めていない」
これまで農水省は「農産物検査法では農薬を使用したカメムシ駆除まで求めているわけではありません」と、検査規格と農薬散布の関連を否定してきました。

ところが実際は平成13 年7 月 生産局植物防疫課が各地方農政局宛に「防除指導の徹底」を通達しています。
それにより各都道府県は、カメムシの発生予察を行い、発生注意報・警報を発表するなど農家に「防除の徹底」を呼びかけているのが実情です。(裏面をご覧下さい)
以下、業界関係者の証言を紹介します
▼JA全農あきた中央産地精米センター「1 等米しか入荷しないことはあり得ないので着色粒の混入は想定している。工場の能率を低下させるとしても機械には余裕がある。また一週間の中で調整することもできる」

▼選別機メーカー広報担当(サタケ)「年代や機種によっても違うが、0.3~0.5%までなら能率を落とさずに処理できる」
そしてなによりも明白なのは精米業者の精米委託料金でしょう。

もし等級の違いでコストが500~1200 円も違うのであれば、2、3 等米の精米時には割増料金を請求するはずです。

runより:この話が本当なら1等米と2等米の買い取り価格差は現行より少なくなるはずです。

農家は1等米を作る為に農薬を使わざるを得ない、斑点米の犯人カメムシにはネオニコチノイドが主流です。

内部に残留しやすいネオニコチノイドは洗っても落ちないので使う理由は無い方がいいです。