・気象庁の黄砂観測(2006年4月)
西日本では秋になっても青空がクリアな日が激減
春から環境省も黄砂を集めて分析する調査を開始。
黄砂に関する全般気象情報が4月8日(土)、4月18日(火)、4月24日(月)に発表されました。
連休初日の4月29日(土)、4月30日(日)にも大量に飛散していたので、かなりの人が黄砂を大量に吸い込みました。
春に自覚無く大量に吸い込んでいた人の中には、夏に過敏性肺炎になっている人もいました。
夏・秋・冬とも中国大陸で大量に黄砂が飛散しているのが確認された日がありました。西日本(北九州の福岡や瀬戸内海沿岸の阪神地区)は偏西風に乗って年中飛んでいると覚悟する必要があります。
西日本では、2006年から、シーズンオフ(秋・冬)になっても、黄砂を自然にクリアできないほど、量が増えてしまったということです。
いずれ東日本も同様の状況となっていきます。
2006年の小児喘息の罹患率は、2005年に比べ急増。小さな子供ほど、環境の悪化に敏感に反応するからです。
黄砂急変(2005年4月)
黄砂で、マンガン13倍・ヒ素22倍・クロム7倍・ニッケル3倍
黄砂を含む大気中から通常平均値の10倍以上のマンガンやヒ素などを鳥取県衛生環境研究所が観測していることがわかった。
この数値は、環境省が2000年~04年に実施した「有害大気汚染物質モニタリング調査」の鳥取県中部の平均値より、マンガンは約13倍、ヒ素は22倍にあたる。クロムは7倍、ニッケルは3倍の値を示した。
マンガンは過剰に摂取すれば、呼吸器障害などを起こすとされる。
黄砂は中国内陸部で発生、3~5月に偏西風に乗って日本に運ばれる。中国の工業地帯上空を通過する際これらの重金属が砂粒に付着する。
黄砂アレルギーとは黄砂症と呼ぶべき公害病
黄砂アレルギーとは正しい病名ではありません
黄砂アレルギーとは俗称です。
黄砂の主成分のシリカによって肺・気管支・鼻・目などの粘膜が傷つけられた状態や、黄砂に付着した中国からの大気汚染PM2.5によって炎症を起こされた状態をアレルギー症状と混同している面があります。
黄砂アレルギーの検査は不可能
黄砂は蛋白質でも金属でもないので、アレルギーを起こしません。
黄砂はアレルギーを起こさないので、黄砂アレルギーの検査を病院に頼んでも、黄砂アレルギーの検査は出来ません。
黄砂の検査が病院で出来ないため、実際に生じている黄砂の健康被害を否定する医師も多くいます。
runより:黄砂の問題は検査で黄砂が見つからない事です。
ちなみに非タンパクアレルギーも存在するので黄砂では起こらないですが化学物質ではアレルギーを起こします。
なので黄砂=危険とは言い切れず問題は「黄砂が何を運んできたか?」になります。