・黄砂は有毒物質や細菌を付着した粘着ダスト
日本にまで届く黄砂は、赤血球より小さい粉塵で、細菌も付着しています。
最近では、中国の急速な工業化と公害対策の不備で、さまざまな有毒物質も黄砂に付着するようになりました。
黄砂に付着する細菌の例
真菌類:肺真菌症など
ノカルジア:肺炎(症状は、発熱、咳、血痰など)など
セレウス菌:毒素系の食中毒など
黄砂からは、現在のところ、呼吸器系に感染症を起こしやすいウイルス、クラミジア、マイコプラズマなどは検出されていませんし、グラム陰性菌も、ほとんど検出されていません。
黄砂症とは咳から重篤な症状に進行する危険な公害病
咳などで、肺の毛細血管を傷つけてしまうと、黄砂が飛んでいない時でも、肺に粘着していた黄砂も大量に血液の中に入り込んでしまって、体のあちこちに運ばれてしまいます。
そうなると、解毒排泄が追いつかなくなり、内臓に有毒物質が蓄積し、内臓で細菌が繁殖しやすくなります。
汚染された黄砂を体内に入れないようにしたり、有害物質を排除するのを助けたりするなどの対策や治療を早めにしておかないと、ご本人の身体のバランスが崩れやすいところから、機能失調→炎症反応→機能不全という順番に病状が進行していきます。
黄砂で肺や腎臓にも炎症
肺に炎症を起こす黄砂の成分は、硫酸イオン、シリカ、細菌
黄砂の形は、ギザギザなので、空咳で肺を傷つけます。
肺から気管支に向けて炎症が広がった場合は、治りにくい咳となります。
黄砂の粒子は、赤血球よりも小さいので、傷ついた肺の毛細血管から血管の中に入り込み、血液とともに全身を循環します。
腎臓に達した黄砂は、高い血圧で血液を濾過する腎臓の糸球体を破壊していくことで腎機能障害を起こすため、腎臓病の進行(体の老化)を早めます。
腎臓に負担がかかる冬や疲労時に、腎炎の症状が出る人もいます。
黄砂で乾いた咳が続く状態は危険
黄砂で、乾いた咳(空咳)が止まらない状態が続くと、ギザギザの黄砂の粒子で、肺の毛細血管を傷つけてしまうため、肺の血管から黄砂が血液中に流入していきます。
そういう状況が続いたため、血液を高圧で漉し出す腎臓で急性炎症が起こり、救急車で搬送されて入院した人もいます。
runより:黄砂=危険とは言い切れないと書きましたが煤塵としての黄砂は危険です。
黄砂は最少で0,5ミクロンと非常に小さいので完全に防ぐ事は至難の業です。