・NHKNEWSNAVIより
環境相“中国大気汚染の対策を検討”
2月5日 13時38分 K10053049611_1302051411_1302051421.mp4
中国で深刻な大気汚染が続き、日本への影響も懸念されている問題について、石原環境大臣は5日の会見で、「健康被害が出る前に、しっかりとした対策を打っていかなければならない」と述べ、国内の状況を詳しく分析するとともに、必要な対策を検討していく考えを示しました。
この問題は、中国で、先月初めから東部や内陸部を中心に車の排気ガスなどに含まれるPM2.5という極めて小さな粒子の濃度が高くなり、深刻な大気汚染が続いているもので、日本でも九州などでPM2.5の観測値が一時的に上昇し、中国から流れてきている可能性が高いとみられ、その影響が懸念されています。
この問題について、石原環境大臣は5日の記者会見で、「福岡などで国の基準値を一時的に上回っているのは事実だ。偏西風が強まると、日本全国に飛来するおそれがある」と述べました。
そのうえで、「健康被害が出る前に、しっかりとした対策を打っていかなければならない」と述べ、国内の状況を詳しく分析するとともに、専門家の意見を踏まえて必要な対策を検討していく考えを示しました。
環境省は、PM2.5の各地の観測値をホームページで掲載していますが、アクセスが集中し、つながりにくい状態が続いているため、「各自治体のホームページなどの情報も参考にしてほしい」と呼びかけています。