活動における予防原則 7 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・第3段階:行う必要があることを記述するために、問題の再構成
 
この段階の目標は、提案された活動の目的は何かを良く理解することである。

例えば、開発は家屋を供給し、溶剤はグリスを取り去り、農薬は害虫駆除をし、工場は仕事と特定のサービス製品を供給する。

次に、かわりの方法を容易に突き止めるために、達成するのに必要なことに関して、問題を再構成できる。
 
 農薬の場合、問題の再構成は、農薬を散布するよりは、害虫を管理するさらに重要なことに導く。
 
B. 既存の問題は、再構成を要する場合と要しない場合がある。

埋め立て地の場合、共同体にとって、廃棄物をどのように処理するかを再考する時期である。
 
第4段階:かわりの方法の評価
 
この段階では、提案された活動と既存の活動に、やや違ったやり方で注意を向ける。
 
提案された活動:予防原則に統合することは、脅威を与える活動に対するかわりの方法の包括的、体系的分析である。

このことは、どのくらい多くのリスクが受け入れられるかということから、この活動をするために安全でよりクリーンな方法があるかどうかへ、規制当局や会社が考えるべき疑問に、再び焦点をあてる。

評価中のかわりの方法は、巧妙で革新的である。

問題が示されただけでなくかわりの方法が明らかになった提案を撤回させることや、あるいは考慮すべきであると要求することは、さらに困難である。「活動をしない」という、かわりの方法を考慮しなければならない:恐らく、余りにも多くの脅威を与え、不必要なために、ある活動は進めてはならない。
 
既存の活動:この時点で、あなたは、この問題を取り扱うために一連のかわりの方針を見つけ、評価するだろう。

その活動を完全に中止・予防・抑制・緩和・改善するために、選択肢をさらに研究できる。
 
どちらのケースでも、かわりの方法の評価は多段階の過程である。
 
最初に、広い範囲のかわりの方法を徹底して議論しなければならない。

次に不可能と思える選択肢をふるい落とす必要がある。
 
次の段階は、政治的に、技術的に、そして経済的に実行可能であるかどうか決めるために、かわりの方法を評価することである。

型にはまった知恵でこの評価を限定させるな。

現在経済的・技術的に可能でないことが、近い将来可能であるかもしれないということを、忘れないでおきなさい。

そして、政府当局と企業は、数値化できないことが多い、健康への害や種の減少、その他の脅威を与える活動の「外部」費用を、まれにしか考慮しない。

これらの懸念を評価に取り入れなければならない。
 
かわりの方法を評価する最終段階は、提案した、かわりの方法の意図しない潜在的な結果を考慮することである。

予防原則に対する一般的な批判は、予防原則の実行がさらに危険な活動を導くかもしれないことである。

このことは真実ではない。

脅威を与えている活動のかわりの方法も同様に良く調べなければならない。
 
A. 農薬の場合、かわりの方法は、総合防除技術や毒性の低い農薬、飛散を避けるために地上散布を用いながら、全く散布(空中?)を取り入れないだろう。
 
B. 埋め立て地の場合、どのように地域の地下水に影響を及ぼしているかを良く理解するために、さらに研究を行うことができる。

別な活動は、埋め立て地を閉鎖するが、次に地域共同体は別な処分方法を見つける必要があるだろう。

その方法には、相当の問題を与える焼却などがある。

ほかの選択肢は、漏れだしている埋め立て地の部分にふたをすることであろう。
 
第5段階:行動の方針を決定
 
これまで集まった全情報を理解し、どのくらいの予防をとるべきかを決定しなさい - 潜在的影響を減すために、活動停止、かわりの方法を要求、変更の要求。

これを実行するために役立つ方法は、人々を集め、影響の範囲と大きさや不確実性・様々な情報源から得たかわりの方法を考慮しながら、証拠の重みを調べることである。証拠の重みは、正しい行動方針の決定を導く。
 
A: 農薬散布の例では、害虫がまん延しているかどうか、そして作物に害を与える程度が不明であるから、散布は不必要であると決定されるであろう。行動方針は害虫被害のモニターと、必要ならば局地的な介入を行うことである。
 
B. 埋め立て地の場合、行動の方針は、独立したレビューとともに、影響範囲をはっきりさせるためにさらに調査することである。

この後に、埋め立て地の閉鎖や漏出の制御といった、地域的な選択肢がある。
 
第6段階: モニターと追跡
たとえ活動が行われても、時間が過ぎるにつれその活動が予期した結果と予期しない結果をはっきりさせるために、モニタリングは重要である。

これらの実施されている活動は、このようなモニタリングのために財政的責任を担うべきであるが、可能な場合は、モニタリングは独立して実施されるべきである。

集まった情報は、追加的行動方針や別な方針を保証するだろう。
 
農薬の例では、もし散布に取りかかったなら、健康調査を要求し、医師に健康への重要性を警告するだろう。
 
B: もし埋め立て地の一部が覆われたなら、規則的なモニタリングは漏れが起こらないことを確実にするだろう。

又は漏れが起こったなら迅速な行動をとるであろう。