対応マニュアル薬剤性過敏症症候群8 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・6.典型的症例概要
【症例】40歳代、男性
(家族歴):特記すべきことなし
(既往歴):自律神経失調症
(現病歴):
初診1ヶ月前よりカルバマゼピンを内服開始。初診2週間前より全身倦怠感があり、その後、背部に紅斑が出現、拡大。39℃の発熱を認めるようになったため入院した。
(入院時現症):
被髪頭部、顔面には淡い潮紅があったが、眼球、眼瞼結膜には異常なかった(図1左)。口腔内では舌の側縁にφ2mmまでの浅いアフタを認めた。

体幹、四肢には毛孔一致性の丘疹が多発・癒合していた(図1右)。

また右後頸部には、2cm大に腫脹したリンパ節を触知した。
(入院3日目検査所見):
白血球 22400 /μL(好中球 56.5%、リンパ球 5.5%、単球4.5%、
好酸球25.5%、好塩基球 0.0%)、 赤血球5.80×103 /μL、Hb 16.9
g/dL、Ht 50.4%、血小板 25.5×104 /μL、T.bil 0.5 mg/dL、AST 49
IU/dL、ALT 175 IU/dL、γ-GTP 490 IU/dL、LDH 577 IU/dL、Amy 83
IU/L、CRP 6.21 mg/dL、TP 5.9 g/dL、Alb 3.2 g/dL、BUN 7 mg/dL、
Cr 0.7 mg/dL、IgG 842 mg/dL、IgA 132 mg/dL、IgM 21 mg/dL、IgE
30 IU/mL、CD3 71%、CD19 5%、CD4 31%、CD8 42%
(臨床診断):薬剤性過敏症症候群

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