暮らしの中の電磁波環境 | 化学物質過敏症 runのブログ

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化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・出典:国立環境研究所ホームページ
http://www.nies.go.jp/escience/denjiha/index.html

暮らしの中の電磁波影響
・電磁波とはなんでしょうか?
電磁波とは、電界(電気の力が働く場)と磁界(磁気の力が働く場)の大きさと向きが、時間とともに周期的に変わり、その変化が遠くまで伝わるような波です。

水面にできた波が、高さを刻々と変化させながら伝わっていくのと似ています。

家庭や職場に入っている電気(交流)も、東日本では1秒間に50回(50ヘルツ)、西日本では60回(60ヘルツ)電流の向きが変わるので、電流のつくる電界と磁界も周期的に変化します。

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・さまざまな電磁波
電磁波は周波数(波長)の違いによって分類されます。

可視光より周波数の多いもの(高周波)は順に紫外線、X線、ガンマ線といい、可視光より周波数の少ないもの(低周波)は赤外線と電波と呼んでいます。

電磁波のエネルギーは周波数に比例して大きくなりますから、X線やガンマ線は非常に大きなエネルギーをもっています。

家電製品の出す電磁波、放送・通信用の電波は、可視光より周波数が低いので、エネルギーもそれより小さくなります。

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・いま話題になっている電磁波とは?
現在、人体への影響などが問題になっている一般生活環境中の電磁波は、可視光より周波数の低い領域です。

まず、携帯電話(アナログでは800メガヘルツ帯、デジタルでは1.5ギガヘルツ帯)や電子レンジ(2.45ギガヘルツ)などが出す「電波」は、その信号が医療機器の誤動作を引きおこす可能性と、発生する熱が人体に与える影響が問題になっています。

送電線や配電線から出る「超低周波」領域(50~60ヘルツ)では、磁界が問題となっています。

磁界の強さは、高電圧の送電線の真下でも最大200ミリガウス程度ですが、地磁気では500ミリガウスもあります。

しかし、地磁気が瞬時に大きく変化することはありませんが、送電線の交流がつくる磁界はその向きが1秒間に50~60回変わり、大きさもたえず変化しています。

人体への影響について注目されているのは、この「変動磁界」なのです。

10ミリガウス(1マイクロテスラ)よりも小さい値の変化が、小児白血病の発症との関連などで問題視されています。

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