・出典:BEMSJの「電磁波(電磁界)の健康影響」講座
http://homepage3.nifty.com/~bemsj/index.htm
・*電気スタンドの選択
照明器具の選択に関して、「蛍光灯スタンドは電磁波が出て危険な」ので、「電磁波の少ない白熱電球の電気スタンドを使用する方が良い」という一部の声がある。
確かに白熱電球からは低周波の磁界の漏洩はほとんどない、そして蛍光灯の場合は、点灯回路に使用されているコイルの部分から低周波磁界の漏洩がある。
それでは、白熱電球は安全か? 低周波磁界の漏洩はないにしても、白熱電球は非常に温度が高くなり、下手に電球や電球の傘の部分に触ると火傷をしたり、電球スタンドが倒れたりすれば、そこに燃えやすいものがあれば火事になる恐れもある。
家電製品PLセンターの2002年3月号のインフォーメーション(事故報告書)に、この問題に最適な事例が紹介されていた。
**** *********** 引用 ************* ***********
家電製品PLセンター インフォーメーション 2002年3月度 から
http://www.aeha.or.jp/plmenu.htm
[事故相談]: 白熱灯スタンド型照明器具で指に火傷をした。
相談内容: 昨年11月に購入した白熱灯スタンド型照明器具(外国製)を枕元で使用していた。
1ヶ月前の夜11時ごろ、左手が触れて薬指に2.5×0.5㎝大の火傷をした。治療費と薬代などを要求したい。
調査結果: 調査対応中
メーカーから同型のスタンドと取扱説明書を取り寄せ確認を行った。スタンドは40Wの白熱球を使用、高さ約40㎝で右図のタイプだった。取扱説明書の注意表示としては「シェード(カサ)や電球は高温になるので手を触れないでください。
火傷の原因となるので完全に冷えてから…」と数箇所に記載されていた。
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蛍光灯スタンドからの低周波磁界漏洩に関しては、正確な実測データなどは手元にないので、判断はしにくいが、電磁波を気にして、蛍光灯スタンドから白熱電球に変えると、今度は上記のように火傷の危険性が発生する。
家電製品PLセンターの2002年5 月号のインフォーメーション(事故報告書)に、その後の経過が報告されており、白熱電球の温度は、白熱電球に特有な高温140℃になっていたと。
この様な高温部に触れれば火傷をおうことになる。
したがって、電気スタンドの選択は、ランプからの光に対する好みの問題もあるが、危険因子として「電磁波」だけを考えて選択するのは賢いとはいえない。
runより:白熱球は確かに熱変換なのでリスクはありますね。
要はどんな照明でも「距離を取れ」という事ですね。