・*ある大学のセミナーで語られた「影響の現れ方の多様性」は正しいか?
以下のような内容がレジメとして公開されていた。
「全く同じ人間が世界に二人と存在しない以上、“構成的な選択”のあり方も全く異なる。
同一刺激に対して、どのような反応を最終的に“自覚”するか、個々人によって異なるのは当然である。
しかも、同一の人間であっても、全く同一の状態は二度と再現しない。
そのために、同一刺激であるにもかかわらず、“構成的な選択”によって、全く異なる反応を“自覚”することにもなる。
“再現性”ばかりを重視する物質科学の方法が、必ずしも生命科学の方法としてそのまま適用できない理由がここにある。
そして、このように考えてくると、電磁波曝露の実験結果に生体への「影響あり」と生体への「影響なし」というバラツキがあるということは、生体への「影響なし」を意味しているのではなく、生体への「影響の現れ方が多様である」ということを意味していることに過ぎないことに気づかされる。」
この論は、論としては否定しない。
しかし、私は、その前に、それぞれの実験が厳密に行われているかを確認しなければならない、実験の確実性の検証が優先させるべきと考える。
研究条件のふらつき、研究条件に見えない他の条件が隠れていて、その隠れた条件によって、結果が「影響あり」、「影響なし」となるのであれば、そうした条件をきちんとしなければならない。
再現性を求めていけば、そうした隠れた条件が見つかるはずである。
*電磁波の健康影響の判断は宗教や政治の選択とは異なる。
ある論文に「信じたいことだけを信じる人間がいる。」とありました。
そうですね、電磁波は危険であると信じている人は、「電磁波の影響を見つけた」という研究報告は、誰が、どのように研究したものでも、受け入れる。
しかし、「電磁波の影響が検出できなかった」という研究報告に関しては、資金が・・・から出ているから、研究者が御用学者だから・・・・といって、受け入れない場合もある。
逆のケースもあるでしょう。
確かに、恣意的な研究を行っていないか見極める必要はあるが、信じたい研究成果だけを受け入れるのでは、公正な判断ができない。
宗教や選挙で政党を選ぶのは、その人の信心による。
電磁波の健康影響に関する様々な研究報告は、信じる・信じないで判断する訳には行かない。
報告として「とりあえずは、受け入れる(後日に詳細をみて、欠点を見つけたらその報告をキル」というスタンスが肝要かも知れない。
runより:実はまだ1ページ目なんですが今日はここまでです。
私のブログはサイト紹介も兼ねているので是非本サイトも見てください。
驚く記事もありますよ。