危険な道:第8章 結論2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・複雑な問題に対するこの還元主義者のアプローチは、20 世紀の生物医学研究を特徴づける。

問題を要素に分解することは重要な詳しいことを説明するのに役立つが、遺伝及び環境・社会的因子が組み合わさる無限に一層複雑な現実世界を真に理解する前に、幅広い統合を達成しなければならない。

包括的な理解及び防止・一般人の健康保護の目的のために、これらの孤立した因子は概念的に再構成し、統合した全体として考慮されなければならない。
神経発達障害は家族だけでなく社会全体にも費用を要する学習と行動の障害は高校からの早期退学や薬物乱用・失業・十代で親になること・福祉依存・投獄と関連がある。

これらの問題の膨大な財政費用は家族及び学校・地域・米国政府によって、また労働力の障害及び健康保険料増加に直面した企業によって支えらる。

子供の神経発達に影響する規制決定は健康だけでなく、全体としての経済を含む社会のあらゆる側面に影響を与える。

実際、健康な家族と健康的な労働力は活発な経済の必須の支柱である。
規制政策は子供の健康を守ることに繰り返し失敗している
神経毒化学物質のリスクの理解に関する歴史的再評価は困惑させるパターンを明らかにする。

概して、これらの化学物質は使用が日常的になり被ばくが広汎になった長い後に、有害であると認識される。

胎児と発達中の子供はこれらの油断のならない被ばくの影響に最も敏感であるので、害が証明されるまで化学物質を安全であるとほぼ常に考える規制政策の重荷を子供が負わなければならない。


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規制手続きは厳格な害の証拠がある少数の化学物質に対応するが、そのような害は氷山の一角であると思われる。

明確な警告サインにもかかわらず、現れている害を突き止めることができるが十分に証明されていない深いレベルがある。

この下に、長い潜伏期をもって起こる害があり、そこでは危険な被ばくが起こるが害の表れはまだ起こっていない。

そしてその下に、有害であるが、検出の困難のために決して気づかれない被ばくがある。
米国のインベントリーに約8万種類の化学物質があり、千から2千の新規化学物質が毎年導入される。

化学物質被ばくは神経発達毒性が理解されるよりもずっと早く増えるので、この毒物の脅威の本当の大きさは「現在の利用可能な知識」によって常に過小評価されるだろう。