危険な道:第7章:化学物質、規制、環境5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・データが欠けている理由
動物毒性検査データは多くの理由で不適切である。

第一に、化学物質の登録に必要な「コア」または基礎的な毒性検査の要求は不適切なことが多い。

第二に、「トリガード」又は条件的検査要求は不完全または効果がないかも知れない。

第三に、追加検査が誘発された場合、検査指針またはプロトコル自体が不十分かも知れない。

最後に、単一化学物質の実験動物試験は現実世界の混合被ばくを反映せず、一般に発達中の人間の脳の感受性を予測するのに失敗している。

1. 不適切な「コア」または基本的検査要求

現在市場にある化学物質の毒性データがないことは、これらの化学物質の登録や生産に先立つ検査要求がないことから直接派生する。

毒物抑制法 Toxic SubstancesControl Act (TSCA)の下で規制される大部分の農薬以外及び医薬品以外の化学物質について、製造業者は新規化学物質を製造または実質的に新しい方法で既存の化学物質を使う意図に関して EPA に通知することを求められている。

しかし、提案した化学物質に関して発達神経毒性(DNT)検査を行う要求はない。

実際、あらゆる種類の生産前毒性試験は TSCA の下で求められていない。28

代わりに、これらの化学物質の毒性検査は製造業者の自由裁量で、または被ばくした人の健康に対する影響に疑問がすでに生じている化学物質の製造と使用後に主に行われた。

TSCA の 6 章はEPA 長官が有毒化学物質によるリスクを抑制するために行動することを認めており、20 年の歴史の中で EPA はわずか 5 種類の化学物質や化学物質の種類に対して 6章の規制行動をした。29

対照的に、農薬は登録及び製造・使用前に求められた一連の毒性検査を行わなければならない

EPA に登録された 890 より多い農薬の「有効成分」のうち、523 種類は食品と飼料用に登録されている30。

食品用農薬の登録は連邦殺虫剤殺菌剤殺鼠剤法(FIFRA)及び連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)、そして 1996 年以来食品品質保護法(FQPA)の下で行われる

食品に使う農薬の登録や再登録のために一連の求められた毒物検査が 1984 年に最終更新された連邦規則または発動システムの中にある。さらにコア要求はその怠慢に警告を出す。

例えば彼らは神経系や免疫系・内分泌系の機能に対する化学物質の毒性に関する特別な試験を含めるのを怠る。

EPA は農薬、特に神経系に対する潜在的な試験に関して試験要求が不足しているのを繰り返し認めており、EPA はそれを見直す意図を発信してきた。

囲み記事コア試験要求としての発達神経毒性を見よ。