多分電磁波過敏症患者は怒るフォーラム。 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出展:BEMSJ
http://homepage3.nifty.com/~bemsj/BEMSJtop.htm
電磁界情報センター 第7回電磁界フォーラム「電磁過敏症:臨床および実験的研究の現状」参加の記
纏め:2012-10-21

1.主催者の開催案内から

開催のご案内
電磁界情報センタでは、電力設備や家電製品などから発生する50/60Hzの電磁波(電磁界)に関して、さまざまな視点から議論する機会を設け、10回シリーズの電磁界フォーラムを開催しています。
第7回のテーマは「電磁過敏症:臨床および実験的研究の現状」です。

非常に弱い電磁界に曝露されても、なんらかの身体症状が出ていると訴える人々がいます。
このような症状は、一般的に電磁過敏症(EHS)と呼ばれていますが、そもそも発症と電磁界の関連はあるのか、電磁過敏症に関する研究の状況はどうなのか、その対策など、専門家を招いて説明いただくとともに、パネルディスカッションにより参加者の皆さまと共に考え、理解を深めたいと思います。
なお、本フォーラムは、できる限り多くの質問を効率的に回答させていただくため、「事前質問」の形式をとります。

当日会場からの口頭質問は予定しておりませんので予めご了承ください。



会 場 日本科学未来館 みらいCANホール
日 時 平成24年7月20日(金)13:00~15:30


≪プログラム≫
・13:00-13:05 開会挨拶・事務連絡 電磁界情報センタ 事務局
・13:05-13:25 講演 フォーラム開催の背景 電磁界情報センタ所長 大久保 千代次
・13:25-13:55 講演 携帯電話端末からの電波による症状に関する研究 福島県立医科大学 医学部教授 宇川 義一
・13:55-14:25 講演 プロス・アンド・コンスから見た「いわゆる電磁過敏症」 東海大学 医学部専任教授 坂部 貢
・14:25-14:40 休憩
・14:40-15:25 パネルディスカッション 司会 シーアンドピートレーディング株式会社 伝 理奈 
・15:25-15:30 閉会挨拶  電磁界情報センタ 事務局

2.気の付いた点等
1)開会挨拶 小路
・本日の論点は、電磁波過敏症は有るのか(電磁波曝露と疾病の関係は有るのか?)、研究の状況、その対策は何があるか?である。

2)講演 フォーラム開催の背景 大久保千代次
・1997年に欧州の電磁波過敏症(電磁過敏症、EHS)に関する報告書が出た。
2004年WHOがプラハで電磁波過敏症に関する国際会議を開催した。
結論は同じなので、本日はWHOの電磁波過敏症に関する2005年発行のFact Sheetの内容で説明する。


・臨床医に対する勧告として、職場や家庭の電磁波の曝露低減を図って欲しいという人々の認知上の要求に焦点を当てるべきではない、とWHOは言っている。

・Roosiliの2008年の研究。電磁波過敏症の人は電波への感受性が高いのかを研究。結果は電磁波過敏症の被験者の正答率は偶然よりも高いことを示す証拠は得られなかった。
電磁波過敏症の人々の大多数は、実験室内での2重盲検法の条件下では感知できないことが示された。


・Rubinの2010年の研究、システムレビューがある。広汎な文献を調査。
結果として、電磁波過敏症の患者は自身の症状が電磁波曝露によって誘発されると確信していたが、反復実験では管理環境下で、この現象を再現できなかった。


・2011年12月、EU欧州はCOST計画の報告書を発行。電磁波曝露と症状の出現の因果関係を示す科学的な証拠がないために、電磁波過敏症の診断基準はない。
まだ、これを医学的状態として認めたEU諸国はない。
・その他はレジメ参照。