平成23 年度 環境省請負業務結果報告書 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・平成23 年度 環境省請負業務結果報告書
平成23 年度一般環境中電磁界ばく露に係る情報収集及び冊子改訂原稿作成業務報告書
平成24 年3 月
日本エヌ・ユー・エス株式会社
目 次
1.業務の目的
2.業務の成果
(1)情報収集、及び原稿案作成
(2)専門家による内容確認・校正、及び最終案の作成
(3)印刷用版下の作成、納品
(4)報告書の作成
別添:冊子「身のまわりの電磁界について」
参考資料:
1. WHO ファクトシートNo.193「電磁界と公衆衛生:携帯電話」
2. WHO ファクトシートNo.296「電磁界と公衆衛生:電磁過敏症」
3. WHO ファクトシートNo.299「電磁界と公衆衛生:静的な電界および磁界」
4. WHO ファクトシートNo.304「電磁界と公衆衛生:基地局および無線技術」
5. WHO ファクトシートNo.322「電磁界と公衆衛生:超低周波電磁界へのばく露」
6. ICNIRP「時間変化する電界および磁界へのばく露制限に関するガイドライン(1Hz から100kHz まで)」
1. 業務の目的
電磁界ばく露による健康影響については、平成8年より世界保健機関(WHO)が国際電磁界プロジェクトを開始し、同国際諮問委員会(IAC)により、電磁界ばく露を適切な範囲に抑えるための行動計画等のリスク管理手法も含め、電磁界ばく露のリスクの検討が行われている。

平成19年度には、超低周波電磁界に関する健康リスク評価の結果がWHO 環境保健クライテリアとして取りまとめられた。

また、高周波電磁界領域では、過去10年間で飛躍的に普及した携帯電話の健康リスクについての関心が高まりつつあり、これらの各種周波数電磁界の健康リスク評価、リスク管理について、国際動向を適切に把握していくことは、国内一般環境における電磁界ばく露の状況調査あるいは電磁界ばく露による健康影響把握調査を必要に応じて実施していくために不可欠である。

他方、電磁界ばく露に係る情報については、国民の関心が高い分野ながら、難解な用語も多く、より分かり易い情報の提供が求められているところである。
本業務は、国際機関や諸外国政府・機関等における電磁界ばく露による健康影響評価の実施状況や規制動向について、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)によるガイドライン及び国際がん研究機関(IARC)による発がん性の評価結果が更新されたこと等を踏まえ、最新情報を収集するほか、これまで収集、取りまとめを行った知見等を整理し平成22年4月に発行された、電磁界に係る基礎的な内容を網羅した小冊子「身のまわりの電磁界について」の内容
を、最新の情報に更新することを目的として、改訂原稿の作成を行った。

2. 業務の成果
電磁界に関する基礎的な知識、健康影響についての世界的な見解(WHO のファクトシート)、及び我が国での取組などの知見を取りまとめた小冊子「身のまわりの電磁界について」(平成22 年4 月作成)の内容について、最新の情報を収集の上、改訂原稿を作成した。

詳細は以下のとおりである。
(1)情報収集、及び原稿案作成
ICNIRP によるガイドライン及びIARC による発がん性の評価結果が更新されたこと等を踏まえ、下記の内容について、最新情報を収集の上(文献、専門家からの情報収集を含む)、本文中の該当箇所を更新した改訂原稿案を作成した。
(改訂箇所)
・ICNIRP のガイドラインに係る該当部分
・IARC による発がん性の評価結果に係る該当部分この他の箇所については、最新情報の有無について確認の上、最新情報が確認できたものについては、適宜原稿の修正を行った。

なお、当該冊子は、一般市民からの電磁界に関する問い合わせに対し、地方公共団体の職員が説明資料として用いること等を想定しており、原稿の執筆にあたっては、電磁界に関する特別な知識を有していない一般市民にも理解可能な表現を用いることや、用語説明、図表等を適宜用いるなどの配慮を行った。