フェニトロチオン3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・フェニトロチオンの生態影響
鳥への影響
 
● ニワトリで遅発性神経毒性に関する研究で否定的結果が見られている[1]。
 
● ニワトリに対する経口LD50は28 mg/kgと報告されている[1]。
 
●フェニトロチオンは高地の狩猟対象鳥に高度に有毒であり、水鳥に毒性が低いことが知られている(急性経口毒性値はコリンウズラで23.6 mg/kg、マガモで1,190 mg/kgである)。

キジに対するLC50は、フェニトロチオン処理餌を5日間与えた、次いで投与しない餌を3日間与えた場合、生後2週間の鳥の餌で、450-500 ppm であった[1]。
 
● 急性経口投与によるマガモとキジの中毒兆候:嘔吐(マガモ)・運動失調・羽を落とす・羽をふるわす・落下・流涎・振戦・立ち直り反射消失・強直性痙攣・呼吸困難・縮瞳・流涙・羽をふるわせる痙攣。

当予後、兆候は30分の早さで現れ、死亡は通常1時間から4.5日の間に起こった。1匹の死亡は投与後17.5日後に起こった。

1才のマガモ(n=8)の24時間後の算出経皮LD50は504 mg/kgであった。

観察された兆候は、上記のものと似ている。死亡は投与開始後19-24.25時間の間に起きた[2]。
 
● オリーブ油に懸濁した0.1 mg/kg体重のフェニトロチオンをハト(Columba livia Gmelin)の胃内に、1週間、週2回投与した。

この期間の終わりに、血液検査を行い、脾臓細胞を検査した。

短期フェニトロチオン投与は、末梢赤血球・ヘモグロビン量・ヘマトクリット・全脾臓細胞数の減少を招いたが、リンパ球減少症と単球減少症と伴に顕著な異染性を伴った、全末梢白血球数増加を招いた。

また、実験した鳥で出血時間と凝固時間の両方の延長があった[2]。