ホルモンかく乱化学物質 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出展:環境汚染問題 私たちと子どもたちの未来のために
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・ホルモンかく乱化学物質
(環境ホルモン)
 ホルモンかく乱物質とは、ホルモンの分泌や輸送・作用・分解などに影響をあたえたり、ホルモンの作用のまね(模倣)や妨害などをするものを指します。下にその一部の作用メカニズムの模式図を示します。


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ホルモンかく乱物質の作用機構の模式図(模倣と妨害)
 
 性腺や副腎・甲状腺などから分泌されるホルモンは、血流に乗って標的となる細胞に到達します。細胞の膜を通って細胞内に入り、受容体と結合し、核の中に入り、遺伝子に働きかけ、様々なタンパク質を作らせます。

このことによってホルモンは体の働きを調節しています。

受容体と結合して体に影響を与えるというメカニズムはダイオキシンの場合と似ています。
 ホルモンかく乱物質は、あたかもホルモンであるかのように受容体と結合して、遺伝子に影響をおよぼす場合(作用を強める)や、逆にホルモンの受容体に結合するが遺伝子に影響を与えないばかりでなく、体内にあるホルモンが受容体に結合できなくして、ホルモンの作用を弱めるような場合があります。
 この他に、化学物質がホルモンの生産や分解などに影響を与えたり、受容体の数を増減したりする場合もあることも知られています。