中毒事件関連有毒物質 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:東京都健康安全研究センター環境保健部環境衛生研究科
http://www.tokyo-eiken.go.jp/index-j.html


・話題となっている中毒事件関連有毒物質
はじめに
 毒というと青酸カリといった青酸塩類がすぐに思い出され、自殺や殺人が連想される。事実、青酸塩類は酸性溶液中ですぐに分解し猛毒な青酸ガスとなるため、毒薬の王ともいわれている。
 我々の身の回りには他にも無数の毒がある。

毒とは種々の経路を経て生体内に入ると、生体組織に機能的あるいは形態的に障害を与え、致死作用を及ぼす物質である。

フグ毒やキノコ毒、あるいはアルカロイドを含有するような動物毒や植物毒のように恐ろしさが昔から伝えられているものについては、身構えて滅多に中毒になることはないが、それでも毎年誤食や誤飲によりその中毒が後を絶たない。
 厄介なことに、時代の変遷とともに登場する新しい有害物質は、増えることはあっても減ることはない。

このような有害物質は、時として有害物質の毒本体が頭をもたげ、その毒が主役となり人間生活を脅かすことになる。
 往々にして、中毒の発生は突発的であり、原因不明のまま健康障害が発現することが多い。

健康障害の診断によって中毒を惹起した毒の正体が探られる場合が多いことから、中毒症状を含め、中毒解明の手がかりとなる情報を網羅する必要がある。

 無数の有害物質と生体との係わりあいは、個々の毒の性質と生体側の様々な因子の全容が分かっていないので難しいことではあるが、最近話題となっている中毒関連有毒物質について、これまではっきりしていることをまとめてみた。