肩こりと頭痛5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・肩こり症候群の頭痛や頭重感を脳卒中の前ぶれではないかと心配することがあります。

脳卒中には血管が血栓でつまる脳血栓(脳梗塞)と脳出血に分けられます。

脳血栓で頭痛を起こすことはまずありません。

脳血栓は脳の一部に梗塞(壊死)を起こすため、その部に応じた運動麻痺などの神経障害を引き起こします。

脳組織そのものには痛みの神経はないために、頭痛や頭重感を感じることはあり得ないことになります。

ただし梗塞巣が広いと脳浮腫を起こし、頭痛や意識障害を起こすことになります。

この場合、運動麻痺や意識障害が全面に出てくるため診断は容易です。

脳に関係した痛みの神経は、脳を包む膜や血管周囲に分布しています。

したがって脳出血やくも膜下出血などで、脳膜が刺激されると激しい痛みを自覚することになります。

脳出血の中でも脳内に出血した場合は痛みを起こすことは少なく、脳外に出血した場合に頭痛を起こすことになります。

脳出血は発症時に重症になることが多く、歩いて外来受診というわけにはいきません。

比較的軽い脳内出血は軽い神経症状で受診されるため、脳血栓との区別は困難で、MRIやCTを撮影してみるまで分かりません。

結論的にいうと、慢性的な頭痛や頭重感で脳血栓や脳梗塞の可能性は少ないといえます。

脳出血には注意が必要ですが、神経学的に異常がなく、年齢的に慢性硬膜下出血が考えにくければ(高齢者に多くみられます)、脳出血も考えにくいことになります。

突然起こった激しい頭痛に対しては、くも膜下出血を疑う必要があります。最近は比較的容易にMRIやCTの検査ができるため、急に起こった頭痛に対しては、これらの検査を受ける必要があります。


runより:このパートはあまり気にしないでいいと思います。

化学物質過敏症で肩、首コリがもたらす悪影響はかなり多いと予想されます。

近々まとめ記事にしますね。