喉頭異物症の原因 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:Drみやけの「家庭の医学」
http://www.miyake-naika.or.jp/index.html


・喉頭異物症の原因


喉頭異物症の原因としては大きく三種類が考えられます。

1)自律神経障害によると考えられるもの
喉頭異物症が、ある種の抗不安薬と自律神経調整薬との組み合わせで比較的速やかに改善することをしばしば経験します。

喉頭の異物感が自律神経のバランスのくずれで実際に起こるかどうかは明らかではありませんが、ストレスや焦燥感、不安感が積み重なると身体症状としてどの異物感が出てくるものと考えられます。


2)胃腸障害によると思われるもの
急性胃炎や食道の炎症が原因で、胃や食道の運動機能に異常が生じると、のどの奥の異物感や閉塞感を生じることがあります。

空腹時はあまり感じなくても食事を取ると、20~30分してのどの奥がつまるような不快感を生じることがあります。

のどのつまる不快感はつらいもので、ときにはうつ症のような憂うつな気分をもたらします。


3)頸肩腕症候群(肩こり)によると考えられるもの
肩こりが強くなると首筋や後頭部の筋肉、背や胸部の筋肉が緊張してくる結果、頭痛やふわふわ感、胸部圧迫感などのいろいろな症状が現れることがあります。

同時に首の周りの筋肉も緊張・収縮するためにのどの閉塞感や異物感を生じることがあります。

実際に内科外来でみられる喉頭異物症の原因の多くは(1)によるものと思われます。

抗不安薬(セルシンなど)と自律神経調整薬(ドグマチールなど)を併用して内服すると数日のうちに改善することをしばしば経験します。

同時に下記のような検査を必要に応じて組み合わせて行い、器質的な病気がないことを確かめておくことは大切です。