飲酒とアセトアルデヒド9 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・軽食(late evening snack)としては、簡単に調理可能で、糖質や蛋白質(アミノ酸)を含んだ食物が良い(200kcal程度の御握り、パン、肝疾患用経口栄養剤など)。
 肝疾患用経口栄養剤(BCAA製剤のアミノレバンEN、へパンED)は、夜間に摂取した方が、蛋白合成が促進される。
 アミノレバンENは、1包(50g)を約180mlの水又は温湯に溶かして(溶液の量は、約200mlになる)、1日3回食事と共に経口摂取する。

アミノレバンEN1包(50g)には、総カロリーが約200kcal/200ml、蛋白質は、13.5g含まれている。


アミノレバンENには、BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)などのアミノ酸が含まれているが、アラニンは含まれていない。

アミノレバンENには、ビタミンA(パルミチン酸レチノール)、ビタミンD(エルゴカルシフェロール)、ビタミンB1(ビスベンチアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ナイアシン(ニコチン酸アミド:ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ビタミンB6(塩酸ピリドキシン)、ビタミンB12(シアノコバラミン)、ビタミンC(アスコルビン酸ナトリウム)、ビタミンE(酢酸トコフェノール)、ビオチン(ビタミンH)、ビタミンK1(フィトナジオン)、葉酸、カルシウム(グリセロリン酸カルシウム)、鉄(クエン酸第一鉄ナトリウム)、亜鉛(硫酸亜鉛)、銅(硫酸銅)なども、含まれている。

 

アルコール性肝硬変を疑われる症例の中には、HCV(C型肝炎ウイルス)が原因のC型肝硬変の症例もいる。

日本では、肝硬変の原因は、50%がHCV(C型肝炎ウイルス)、20%がHBV(B型肝炎ウイルス)、15%がアルコール性肝硬変、残り15%が他のウイルス性肝障害、自己免疫性肝障害、代謝性肝障害と言われる。
 肝硬変の死因は、46.4%が肝癌、34.4%が肝不全(肝性昏睡)、8.2%が消化管出血(食道静脈瘤破裂)と言われる。
 アルコール性肝硬変(アルコール性肝炎)では、右肋骨下を押すと、肝臓が刺激され、痛みを訴えることが多い。
 アルコール性肝炎や脂肪肝では、肝細胞内に、中性脂肪や水分が蓄積している。

 便秘(宿便)は、腸内細菌によるアンモニアの産生や吸収を増加させ、肝硬変(肝不全)の高アンモニア血症を増悪させるので、食物繊維などを増やして、便通を良くする。
 便秘を防ぐ為には、食物繊維(腸内の善玉菌を増加させ、アンモニアの産生や吸収を抑制する)の多い、納豆(蛋白質も多い)、バナナ(セロトニンも多い)、リンゴ、ヒジキ、サツマイモ、ゴボウ、カボチャ、ライムギパンなどが推奨されている。

 肝硬変患者は、早朝空腹時に、安静時エネルギー消費量が増加し、糖質の燃焼率が減少し、脂質の燃焼率が増加している(蛋白質の燃焼率はほぼ変化していない)。

肝硬変患者では、肝臓が萎縮し、グリコーゲン(糖質の貯蔵量が減少し、肝臓からの糖供給能が低下し、糖質より脂質をエネルギー源として利用している。
 肝硬変の患者が夜食(Late Evening Snack:LES)を摂取すると、蛋白異化が抑制される。

また、遊離脂肪酸やケトン体が低下する(糖新生の為の脂肪分解が抑制される)。