・2012 年
6.24
・
「水俣病不知火患者会」や医師団など9団体でつくる実行委員会主催の一斉検診、受診者1413人。途中集計で969人中88%にあたる853人に代表的な症状の感覚障害が確認される
6.19
・
三洋電機、大阪府枚方市走谷の旧同社研究開発本部敷地内から、土壌汚染対策法の基準値3.1倍のフッ素やヒ素、鉛、水銀を検出したと発表
6.18
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JR東海、愛知県名古屋市港区熱田前新田にある「ジェイアール東海物流」の営業所敷地内土壌から、土壌汚染対策法の基準値の1.4倍のヒ素と1.1倍のフッ素が検出されたと発表
・愛知県名古屋市、市の上下水道局が発注した同市内11件の下水道工事で、工事の前提となる土壌検査で、市側が工事を受注した業者に対して、過去の検査で問題が出なかった周辺の土壌検査の結果を使うよう求めていたと発表。現場一帯は有害物質が検出されやすい地域とされており、汚泥の処理費用が増えることなどを懸念したとみられる
6.17
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中国人民放送、中国山東省日照市の検疫当局が、日本から輸入されたサンマを調べたところ、安全基準を超えるカドミウムが検出されたと伝える
6.15
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千葉県千葉市、稲毛区の研究農場で2007年に発見され、中央区川崎町の県有地で環境省が進めてきた旧日本軍の176発の化学弾の無害化処理が、5月末までに完了したと発表
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名古屋市立大、名古屋市瑞穂区にある薬学部の改築予定地の土壌から基準を約7倍上回る鉛などを検出したと発表
6.14
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文部科学省、大阪府守口市の関西医大滝井病院の地下倉庫で、放射性物質ラジウム226(約3億4000万ベクレル)が見つかったと発表。1時間当たりの線量は、箱表面で約100マイクロシーベルト、倉庫入り口付近で0.1マイクロシーベルト
6.13
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熊本県水俣市の日当野地区で被害調査に応じた成人住民43人のうち、23人に水俣病に見られる症状が確認されたと、「公害をなくする熊本県民会議医師団」(水俣市)が発表
6.11
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水俣病を研究し、患者の早期救済を訴えてきた原田正純医師、急性骨髄性白血病のため亡くなる。77歳。胎児性水俣病に関する論文を発表
6.08
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秋田市、同市河辺豊成の市総合環境センターが市内のスクラップ処理業者に売却した鉛製の円筒形の容器周辺で、県の通常レベルを大きく上回る高い空間放射線量を測定したと発表
6.07
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JR東海、岐阜市加納丸之内の社宅跡地内の土壌から、環境基準の1.2-6倍の鉛を検出したと発表
6.06
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産業技術総合研究所、つくば市小野川のつくば西事業所エネルギーセンター敷地内のボイラー用配水管から、国の環境基準の23倍にあたる鉛を含んだボイラー水が地中に漏えいしたと発表
5.31
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兵庫県尼崎市、同市東難波町2の県立尼崎・塚口統合新病院建設予定地の土壌から、基準値の13倍のヒ素が検出されたと発表。現場は市立尼崎産業高校の跡地
5.30
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岐阜県岐阜市の岐阜市民病院、岐阜市市鹿島町の病院敷地内の中央診療棟改築工事に伴う土壌調査で、土壌汚染対策法指定基準値の2.2倍のヒ素が検出されたと発表
・ 国立水俣病総合研究センター、和歌山県大地町で開いた報告会で1137人の毛髪水銀濃度と検診結果を発表。毛髪水銀濃度の平均値は全国で調査した濃度の約4倍で、鯨を食べる人ほど毛髪水銀濃度が高い傾向。毛髪水銀濃度が50 ppmを超える194人の神経内科の検診では感覚異常はなかった。胎児への影響は調査する必要があり、食事指導が必要なことも報道される
5.28
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神奈川県二宮町、購入予定だった同町中里の東京大果樹園跡地跡地から基準の8倍を上回る水銀や1.4倍上回る鉛などが検出されたため、購入が今年12月ごろにずれ込むことを明らかにする
・東京二十三区清掃一部事務組合、目黒清掃工場の2号焼却炉で、排ガス中の水銀濃度が自己管理値(1立方メートルあたり0.05ミリグラム)を超える1立方メートルあたり0.097ミリグラムを検出したと発表。組合によると、管理値を超えたのは27日午後9時ごろで、同47分に焼却炉を停止
5.25
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宇都宮大学、宇都宮市陽東にある同大陽東キャンパスの工学部1号館で、文部科学省に届け出ていない核燃料物質「塩化トリウム」約25グラムが見つかったと発表
5.23
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岐阜県東濃振興局、多治見市小名田町の土地所有者から「土壌から最大で基準の38倍の鉛を検出した」との届け出があったと発表。土壌溶出量は基準の38倍、土壌含有量は13倍の鉛が検出されたという。タイル工場跡地
5.17
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島根県益田市、2010年度に発注した市指定の可燃ごみ袋から有害物質の鉛が検出された問題で、回収した74万枚のごみ袋を清掃ボランティア用として自治会などに無償提供する方針を明らかにする
5.16
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和歌山県警科学捜査研究所、原子炉等規制法に基づく許可を受けていない、鑑定用試薬の放射性物質、酢酸ウラニル亜鉛約16グラムが薬品庫で見つかったと発表
・岡山大の馬建鋒教授らのチーム、イネが土壌中の重金属カドミウムを吸収する際に働く主要な遺伝子を突き止める。カドミウムは毒性が強く、公害病の一つイタイイタイ病の原因物質。根の表面にある遺伝子Nramp5を破壊すると、カドミウムの吸収量は、通常の約10分の1まで減少する。成育に必要なマンガンの吸収量も通常の減り、コメ収穫量が大幅に減る
5.15
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新潟県上越市、同市川原町の民有地から環境基準値を超す鉛が検出されたと発表。土地所有者が自主的に調査したところ、土壌含有量基準の18倍の鉛が検出された
5.11
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岩手医大サイクロトロンセンターの世良教授ら、昨年7-9月、青森、岩手、宮城3県の港や市街地でヘドロのサンプルを採取し、岩手県内陸部の土壌サンプルの平均と比較したところ、最大でヒ素は3.48倍、鉛は4.80倍の濃度を確認したと報告
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ブラザー工業、愛知県名古屋市瑞穂区にある瑞穂工場の土壌から環境基準の13倍のヒ素やヒ素化合物を検出したと発表
5.09
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兵庫件神戸市、同市長田区浜添通のゴム製品製造工場跡地、約4000平方メートルから、土壌汚染対策法の基準値の47倍の土壌1キロ当たり7000ミリグラムの鉛が検出されたと発表。市によると、製造時に使われた原材料とみられる
4.30
・国立がん研究センターの大規模調査で、食品中カドミウムの長期摂取とがん発症とのリスクに明確な関連がないことがわかったと、報道される。国際がん研究機関はカドミウムを発がん性物質と分類する。食品中のカドミウム量が少ないこと、吸入ではなく摂取であることが、違いの理由と考えられる
4.27
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滋賀県近江八幡市教育委員会、武佐町のと蓄場跡の市学校給食センター建設予定地から基準値を超えるヒ素が検出された問題で、臨時市議会で、5年前にも同跡地4カ所から基準値に満たないもののヒ素が検出されていたことを明らかにする
4.26
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大阪府池田市、同市緑丘1の産業技術総合研究所関西センターの敷地内の地下水から基準値を越える0.017と0.099ミリグラムのヒ素が検出されたと発表
4.23
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愛知県名古屋市、千種区天満通のガソリンスタンド跡地「旧エッソ茶屋ヶ坂給油所」の土壌から環境基準の最大5倍の鉛などが検出されたと発表。ガソリンスタンドは昨年8月まで、約45年間営業していた
4.20
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滋賀県近江八幡市教育委員会、市内武佐町の旧と蓄場跡地からヒ素などの特定有害物質が検出された問題で、学校給食センターと市営住宅の建設予定地から溶出基準の18倍のヒ素と3倍のフッ素を検出したと発表。地下水に汚染はなかった
4.19
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神奈川県横浜市、同市南区浦舟町の中央児童相談所の敷地内にある園庭から土壌汚染対策法基準を超える鉛、1キログラムあたり190ミリグラムが検出されたと発表
4.18
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中部電力、愛知県名古屋市港区潮見町の社有地から国の環境基準のいずれも1.6倍のヒ素と鉛が検出されたと発表
4.16
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青森県が16日に行った調査、西目屋村砂子瀬の旧尾太鉱山の廃水から排水基準を超える1リットルあたり0.3ミリグラムの鉛を検出。マンガンや亜鉛は基準以下
4.15
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青森県西目屋村砂子瀬の旧尾太鉱山の廃水処理をしている木戸ケ沢処理施設のポンプ3台がすべて停止し、未処理の廃水が下流の目屋ダムへ流出。流出量は毎時48トンで、停止は17日以降になる見込み。排水基準を満たす
4.14
・環境省と茨城県県、神栖市、神栖市の一部地域の地下水が有機ヒ素に汚染され、住民が健康被害を受けた問題で、同市内で住民説明会を開いた。地下水中有機ヒ素の浄化作業によるこれ以上の除去は技術的に困難として作業終了に理解を求めた。同省によると、地下水が飲用可能な水準に自然浄化されるには30年ほどかかる
4.13
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神奈川横浜市、同市南区浦舟町のみなみマーノ保育園の園庭から土壌汚染対策法の基準値を超える同1キログラムあたり390ミリグラムの鉛を検出したと発表
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大阪府大阪市、西成区出城の市有地から溶出基準値の8.1倍の鉛と6.2倍のヒ素を検出したと発表
4.12
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岐阜県岐阜市上下水道事業部、同市祈年町の下水処理場「中部プラント」の改築工事に伴う土壌調査で、土壌汚染対策法が定める指定基準値の1.5の鉛が1カ所から、1.5-1.8倍のヒ素が4カ所から検出されたと発表
4.07
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愛知県名古屋市、不動産会社が取得した同市昭和区鶴舞の更地で、基準の最大約6倍のヒ素が検出されたと発表
3.30
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千葉県君津市の最終処分場で汚染水が漏れている可能性がある問題で、水漏れを確認したと発表。県は処分場の運営会社「新井総合施設」(君津市)に詳細な調査と廃棄物の搬入停止の継続を再度勧告。検査用井戸からヒ素や有機フッ素化合物が検出されている
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岐阜県、郡上市和良町の県道鹿倉白山線の道路災害復旧工事に伴う土壌の事前調査で、国の環境基準の2.8倍のヒ素を検出したと発表。ヒ素は自然由来のものと見られる
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岐阜県、美濃市曽代の森林文化アカデミー敷地内の湧き水からも、環境基準の1.3倍のヒ素を検出したと発表
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兵庫県尼崎市、同市塚口本町6と8の県道整備予定地から土壌汚染対策法の基準値の3.2倍の鉛、22倍の水銀、2.3倍のヒ素、2.4倍のフッ素を検出したと発表
3.28
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東京都の東京二十三区清掃一部事務組合、板橋清掃工場2号炉で、排ガス中の水銀濃度が自己規制値を上回ったため、同日朝から稼働を中止したと発表
3.23
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佐賀県伊万里市大川内町の市散弾銃射撃場の鉛弾による休耕田汚染問題で、地権者と支援団体、「いのちの会・伊万里」、新年度から耕作を再開する意向を市へ表明、土壌の早期浄化を求めた
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神奈川県横浜市、同市南区浦舟町の市土地開発公社の所有地から、土壌汚染対策法の基準値を超える0.039 mg/Lのヒ素と180 mg/kgの鉛を検出したと発表
3.21
・青森県下北地域広域行政事務組合管理者の宮下順一郎・むつ市長は、むつ市など5市町村の家庭ゴミ焼却を委託しているむつ市奥内にあるアックス・グリーンの敷地内で、ゴミ収集車などの洗浄水貯留タンクから約8000リットルの汚染水が漏れたと組合議会に報告。敷地内の地下水から基準値の8倍を超える0.085 mg/lの鉛が、地下50 cmの土壌から基準の11倍の鉛が検出された。事故を見つけた2月5日以降、1か月半、公表しなかった
3.16
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香川県、高松市仏生山町の県農業試験場跡地土壌から基準値を超える0.045 mgのヒ素を検出したと発表
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環境省と茨城県、神栖市、神栖市南西地区に設置した1カ所のモニタリング孔から1リットル当たり0.001 mg(ヒ素換算値)のジフェニールアルシン酸が検出されたと発表
3.09
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富山県、射水市新堀の県食肉検査所の毒劇物保管庫で放射性物質、酢酸ウラニルや酢酸ウラニル亜鉛が見つかったと発表。以前の一斉調査で見逃していたという
3.07
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愛知県犬山市前原天道新田にある大同メタル工業犬山事業所周辺の井戸1カ所から環境基準の10-15倍の鉛やフッ素、ホウ素を検出したと発表
3.06
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大阪市、此花区高見1の市有地から土壌汚染対策法などの基準値を上回る水銀や鉛、ヒ素、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレンなど10種類の有害物質を検出したと発表
3.05
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広島県広島市、同市中区東千田町の東千田公園の土壌調査で国の基準を超す鉛が検出されたと発表。土壌溶出量調査では、国の基準を超す鉛やヒ素、水銀などを検出
2.29
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鳥取大学医学部の大西一成助教の研究黄砂で、中国内陸部から飛来する黄砂に含まれるニッケルが肌のアレルギーを引き起こすことがで分かったと、報道される。黄砂の飛来経路によって黄砂に含まれる汚染物質の成分や量も異なることも解明
2.27
・福岡高裁、死亡した母親の水俣病認定申請を熊本県が21年間放置して棄却したのは違法だとして、溝口秋生さんが県に処分の取り消しと水俣病認定の義務づけを求めた訴訟の控訴審判決で、請求を全面的に退けた1審熊本地裁判決を取り消し、県に水俣病認定を義務づける原告逆転勝訴を言い渡した。現在の認定基準の運用を「硬直的だ」と批判し「生活環境などを総合考慮する必要がある」との判断を示した
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神奈川県平塚市、同市南原の市民病院の土壌から環境基準を4.6倍上回るヒ素が検出されたと発表
2.23
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愛知県、犬山市の自動車部品製造会社、大同メタル工業犬山事業所で、鉛やフッ素、ホウ素など有害物質を含む強酸性の廃液が地下に漏れる事故があったと発表。最大で8000リットルが漏れたとみられる
2.22
・
神奈川県住宅営繕事務所、逗子市桜山の県営逗子桜山団地の水道管移設工事現場土壌から環境基準を上回る1リットルあたり0.012 mgのヒ素を検出したと発表
2.14
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富山県環境審議会水環境専門部会、氷見市十二町と小矢部市西町の井戸周辺の地下水から環境基準を超える0.012-0.033 mg/lのヒ素が検出されたとが報告。検出されたのは、氷見市の3か所と小矢部市の1か所。自然由来とみられる
2.10
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山口件岩国市、同市装束町5の新「装束ポンプ場」の建設予定地で、土壌汚染対策法の基準を超えるPCB(土壌溶出量基準の28倍)や水銀(3.4倍)、セレン(10倍)、鉛(5.4倍)、ヒ素(2.6倍)、ホウ素(2.2倍)が検出されたと発表。環境基準内であったがダイオキシン類も検出
1.30
・
宮崎県、高千穂町の旧土呂久鉱山で起きた土呂久公害で、新たに1人を慢性ヒ素中毒患者に26日付で認定したと発表。認定は。患者数は187人となり、26日現在の生存者は50人
1.26
・
三重県、県議会棟の雨水から水質汚濁防止法の基準の11倍(1.1 mg/l)を超える鉛が検出されたと発表。鉛製の屋根材が経年劣化で溶け出したのが原因と思われる。県民からの指摘後に採水までに2ヶ月以上かかったことを、管材室は謝罪
1.20
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奈良県警、奈良市保健所・教育総合センターの建設工事で、鉛や油を含む土壌を無許可で搬出したとして奈良県奈良市や京都府木津川町、大和郡山市の容疑者を逮捕
1.16
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環境省釧路自然環境事務所、鉛中毒になったオオワシとオジロワシが昨年12月末に相次いで発見され死亡していたと発表。原因は使用禁止の鉛弾で撃たれたエゾシカを食べたことによる鉛中毒と思われる
1.13
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神奈川県警、神奈川県横浜市青葉区にある田辺三菱製薬横浜事業所で昨年4月に硫酸タリウムを混入した茶を同僚に飲ませたとして、傷害の疑いで、同社研究員を逮捕
1.12
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茨城県つくば市、市内花島新田、上萱丸にある荒井製作所工場跡地から国の基準を上回る1,1-ジクロルエチレンやフッ素を検出し、土壌汚染対策法に基づき、要措置区域に指定。同工場跡地の一部から基準の1.5倍の鉛を、つくば市並木の物質・材料研究機構敷地内から基準の3倍のヒ素が検出され、形質変更時要届出区域に指定