化学物質問題を考える「ダイオキシン」3 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・化学物質問題を考える
毒性
ダイオキシンはDNAに作用し、様々な酵素を作り出させます。

例えば細胞の中で各種の物質を分解する酵素が作られます。

その一つ、チトクロムP450類(*)は発癌物質を活性化したり、体内ホルモンや薬物を分解します。

この他、ダイオキシンはホルモン受容体を減少させたり、癌遺伝子を発現させると言われています。
 
* チトクロム:サイトクロームやシトクロムと表現されることもある。
 
ダイオキシンの毒性の解明は今後を待たなければなりませんが、現在疑われている影響を次に示します。

発癌性については別に述べます。
 ステロイドホルモン  精子数減少
 甲状腺ホルモン  精巣萎縮
 インシュリン  性器サイズ減少
 ビタミンA  精巣構造異常
 腫瘍致死因子  ホルモン反応雌化
 ラス蛋白  行動雌化
 発癌性  女性生殖毒性
 免疫抑制  妊娠低下
 易感染性  妊娠継続困難
 自己免疫疾患  卵巣機能異常
 発達(発育)障害  子宮内膜症
 先天障害  その他
 胎児死亡  肝臓・膵臓・甲状腺
 神経発達障害  クロルアクネ
 認識障害  糖尿病と糖・脂肪代謝異常
 性発達障害  体重減少・消耗性疾患
 男性生殖毒性  虫歯 
 乳房発達異常・乳癌素因  

 
 
*Joe Thornton, THE PVC LIFECYCLE. Diocin from Cradle to Grave. A GREENPEACE REPORT, Greenpeace, 1997.