化学物質問題を考える「ダイオキシン」2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ダイオキシンの場合
 
ダイオキシンは血流により細胞に運ばれ、細胞内に入ると受容体と結合し、核の中に入ります。

さらに、細胞質あるいは核の中で別なタンパク質と結合し、安定な複合体を作ります。

この複合体は遺伝子(DNA)の特定の場所に結合し、特定の遺伝子の働きを活発にします。

ホルモンも似たようなメカニズムで遺伝子の働きを活性化しますが、ホルモンは時間が経つと分解され、あるいは遺伝子から離れ、影響はなくなると考えられています。

しかし、ダイオキシンは分解されにくく、その結果、特定の酵素を大量に合成し、毒性を発揮します。
 
 ダイオキシンの作用機構の模式図


化学物質過敏症 runのブログ-JSF234

ダイオキシンの受容体にはダイオキシンやPCB以外に、ベンツピレンなどの多環式芳香族化合物、こげた食品中に見られる物質や医薬品、化学物質のフェナントロリン、白菜やキャベツなどの十字架植物にあるインドロカルバゾール類などが結合することが知られています。

このうちインドロカルバゾールは抗癌作用を持っていますが、ダイオキシンと同じ受容体を持つことは興味深いことです。
 
ダイオキシンと結合するものは生体内には存在しません。細胞が増殖・分化しているところに受容体が多く存在しますが、受容体の機能は未だに良く分かっていません。

ダイオキシンの受容体にはダイオキシンやPCB以外に、ベンツピレンなどの多環式芳香族化合物、こげた食品中に見られる物質や医薬品、化学物質のフェナントロリン、白菜やキャベツなどの十字架植物にあるインドロカルバゾール類などが結合することが知られています。

このうちインドロカルバゾールは抗癌作用を持っていますが、ダイオキシンと同じ受容体を持つことは興味深いことです。
 
ダイオキシンと結合するものは生体内には存在しません。

細胞が増殖・分化しているところに受容体が多く存在しますが、受容体の機能は未だに良く分かっていません。