香料の規制
「香料は日本では一般の化粧品成分として扱われず、何種類入っていても香料としか記載する必要がない。ヨーロッパでは、抗原性の強いとされる26 種の香料が成分として記載が必要である」(皆本2010)。
日本のみでなく世界的に香料製品の規制はゆるく、香料自体および製品を作るために使用するフタル酸や防腐剤などの添加物による人体や環境への影響が懸念されている。
*香料の個々の成分は含まれていても表示する必要がない
提言
香料は自分や他人に良いムードを作り出したり、食品を美味しくするような効果がある。
また、集中力を増したり、食品購入を促したりする効果もある。
これらの効果に関しては、香料生産企業やそれを取り巻く人たちによって広く情報が提供されている。
この反面、香料の負の側面はほとんど宣伝や啓蒙がされていない。
香料には健康への悪影響がありうる。香料には心地よく感じるのと逆の作用もあり、香料による不快感を訴える人たちもいる。
香料は自分自身以外に他人の鼻腔奥まで送り込むことによって、役目を果たす化学物質である。
場合によっては他者の権利を侵害することもあります。
例えば、私が寿司を食べていた席近くに強い香料臭を漂わせた方が着席した時、寿司が美味しく感じれなくなったことがあります。
香料は例え安全な化学物質のみが使用されていたとしても、臭いを好ましいと感じる人々の場でのみ使用すべき化学物質です。
使用を法的に直ちに規制されなくとも、公共の場などで使用するのは自粛すべきである。
runより:参考文献は英文がほとんどの為省きました。
この論文は化学物質過敏症の根幹に迫るものであり、また臭いで体調に変化を及ぼす事は誰にでもあり得ると言えるでしょう。