・WHO のガイダンス
高レベルの電磁界への短期的曝露については、健康への悪影響が科学的に確立されています(ICNIRP、2003)。
政策決定者は、労働者及び一般人をこれらの影響から防護するために規定された国際的な曝露ガイドラインを採用すべきです。
電磁界防護プログラムには、曝露が限度値を越えるかもしれないと予想される発生源からの曝露の測定を盛り込むべき
です。
長期的影響に関しては、ELF 磁界への曝露と小児白血病との関連についての証拠が弱いことから、曝露低減によって健康上の便益があるかどうか不明です。
こうした状況から、以下を推奨します。
• 政府及び産業界は、ELF 電磁界曝露の健康影響に関する科学的証拠の不確かさを更に低減するため、科学を注視し、研究プログラムを推進すべきです。
ELF リスク評価プロセスを通じて、知識のギャップが同定されており、これが新たな研究課題の基礎をなしています。
• 加盟各国には、情報を提示した上での意思決定を可能とするため、全ての利害関係者との効果的で開かれたコミュニケーション・プログラムを構築することが奨励されます。
これについては、ELF 電磁界を発する設備の計画プロセスに、産業界、地方自治体、市民との間の調整と協議を増進することを盛り込んでも良いでしょう。
• 新たな設備を建設する、または新たな装置(電気製品を含む)を設計する際には、曝露低減のための低費用の方法を探索しても良いでしょう。
適切な曝露低減方策は、国ごとに異なるでしょう。
但し、恣意的に低い曝露限度の採用に基づく政策は是認されません。
runより:WHOは小児白血病を主に主張してますが健康被害を完全否定している訳では無いようです。
実証できないのでこのような見解になったと言えますが短期的影響に書いてあるように多量なら被害があるとしています。
微量でも反応する電磁波過敏症ですが健常者には短期的影響でも化学物質過敏症も微量で反応するので近い将来電磁波過敏症も認められると思います。