ネオニコチノイド系農薬国際市民セミナー3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・イギリスの7つの市民団体は、ネオニコチノイド系殺虫剤の規制を国に求めている!
 2009年、バグライフ、農薬行動ネットワーク(PAN UK)、エジンバラ昆虫クラブ、土壌協会(Soil Association)など7つの自然保護や反農薬団体が共同で、『ネオニコチノイド系殺虫剤のマルハナバチ、ミツバチ、非
標的無脊椎動物に対する影響』という報告書をまとめました。

近年、ミツバチなど有益な昆虫たちが消滅しつつある中で、この報告書は、EUのイミダクロプリドの認可プロセスのおかしさなどを鋭く分析したものです。

それを元に、これら団体はネオニコチノイド農薬の危険性を国に訴え使用規制をもとめています。

内容の紹介:現在、野生のハチやミツバチが減少している原因として、ダニやウイルス、生息地の喪失などさまざまな要因があげられてきましたが、その中でもとくに国際的議論になっているのが、ネオニコチノイド系農薬です。

本報告書はネオニコチノイド系農薬とフィプロニルを取り上げます。

フィプロニルはネオニコチノイド系とは化学的に異なりますが、昆虫の神経系に作用する浸透性殺虫剤であるため、ここではネオニコチノイド系として分類されています。

報告書は、こうした農薬のミツバチ・マルハナバチや非標的無脊椎動物に対する影響について、これら農薬認可のベースとなった既存の研究と、それとはまったく独立した研究を丁寧に比較して科学的に評価しています。
 実は、ネオニコチノイド系農薬のイミダクロプリドがEUのサイトで認可される元になった研究は、農薬会社のバイエル社提出のものだけでした。

この報告書は、農薬会社が作成した農薬の“安全性”をうたう報告書だけがEUで認可の論拠となっていた事実を明らかにし、これとはまったく関係ない独立した科学的研究が、いかにネオニコチノイド系農薬の危険性を示しているかをここで科学的に検証しようとしました。
 バイエル社の安全性試験では、テスト方法でもミツバチに対するイミダクロプリドの慢性影響(亜致死的影響)や長期的にさらされた時のリスクは評価されておらず、不適切な影響評価のもとで、英国においてもネオニコチノイド系農薬の製品の認可決定がされたのです。
 
runより:ネオニコチノイド問題は世界中で議論されています。

しかし問題視されたのは養蜂業者が大打撃を受けたのが発端です。

農薬が神経毒なのが問題だと私は思います。

もちろんネオニコチノイド問題から農薬問題へと発展する事に期待しています。