家庭には危険で必要ない製品 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典;化学物質問題市民研究会
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/index.html


・ピコ通信/第147号

二酸化塩素を使った除菌剤
家庭には危険で必要ない製品


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 11月11日、国民生活センターから「二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品-部屋等で使う据置タイプについて-」が発表されました。
新型インフルエンザの流行とともに、最近、二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品が市場で見受けられるようになったこと、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に、これらの商品に関する相談が多くなってきたことから、使用中にどのくらいの二酸化塩素が放散されているのか等を調べ、消費者に情報提供することとしたとしています。
当会でもこの種の製品に対して、安全性等に問題があるものではないかと考えてきました。

今回の国民生活センターの調査の結果、製品の中には二酸化塩素の放散が大きいものがあるなど、さまざまな問題点、疑問点などがみつかったことから、調査と結果について紹介します。

■調査の概要

1.目的
 新型インフルエンザの流行とともに「新型インフルエンザ、パンデミック対策に」「お部屋の空気まるごと除菌」「ポンとおくだけ 空間に浮遊するウイルス・菌・ニオイを除去!」等として二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品が市場で見受けられるようになった。
 二酸化塩素は、強い酸化力を持ち、国内では紙、パルプの漂白、水道水の殺菌、プールの水の殺菌に使われ、食品添加物として小麦粉の漂白への使用が認められているもので、日常生活の中で使われるようになったのは、ここ数年のことである。
 PIO-NETには、二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品に関する相談が、2005 年 4 月から2010 年 3 月末までに20 件寄せられており、特に2009 年度に多くなっていた。

そのうち、商品の安全性や品質に関する相談が18 件あった。
 二酸化塩素の気中濃度については、国外では米国産業衛生専門家会議(以下、「ACGIH」と記載)により作業環境に関する基準が設定されているが、国内では作業環境や室内における基準がない状況である。