加味逍遙散は化学物質過敏症の薬としてよく使われますが、基本的に女性専用と言えるでしょう。
以下は効能、飲み合わせ、副作用です。
【飲み合わせ・食べ合わせ】
芍薬甘草湯など甘草を含む他の漢方薬といっしょに飲むときは、「偽アルドステロン症」の副作用に注意が必要です。
飲み合わせに注意..甘草含有製剤、グリチルリチン(グリチロン等)など。
【ツムラ・他】
体質虚弱な婦人で肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症。
冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症。
【コタロー】
頭痛、頭重、のぼせ、肩こり、けん怠感などがあって食欲減退し、便秘するもの。
神経症、不眠症、更年期障害、月経不順、胃神経症、胃アトニー症、胃下垂症、胃拡張症、便秘症、湿疹。
漢方薬にも少しは副作用があります。
人によっては、服用時にむかついたり、かえって食欲がなくなるかもしれません。
しだいに慣れることが多いのですが、つらいときは医師と相談してください。
重い副作用はまずありませんが、配合生薬の甘草の大量服用により、浮腫(むくみ)を生じたり血圧が上がってくることがあります。
「偽アルドステロン症」と呼ばれる症状です。複数の方剤の長期併用時など、念のため注意が必要です。
そのほか、肝障害が報告されているようです。
万一のことですが、ひどい倦怠感、強い吐き気、発熱、皮膚や白目が黄色くなる、といった症状に気をつけてください。
【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
偽アルドステロン症..だるい、血圧上昇、むくみ、体重増加、手足のしびれ・痛み、筋肉のぴくつき・ふるえ、力が入らない、低カリウム血症。
肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色。
【その他】
胃の不快感、食欲不振、吐き気、下痢
発疹、発赤、かゆみ
以上ですが特に月経の異常に効果的です。
漢方にしては副作用は多めですが化学物質過敏症の症状と重複するので医師も他の薬を出して対処しています。
男性の場合には症状にもよりますが小青竜湯がメリットが多いです。