まずはゼオライトの説明から・・・
・wikipediaより
沸石[1](ふっせき、ゼオライト、zeolite)とは、天然に産する鉱物のグループ名である。
アルミノケイ酸塩のなかで結晶構造中に比較的大きな空隙を持つものの総称でもあり、分子ふるい、イオン交換材料、触媒、吸着材料として利用される。現在ではさまざまな性質を持つ沸石が人工的に合成されており、工業的にも重要な物質となっている
最近では、福島第一原子力発電所事故の放射能汚染水処理に使用されているが、ヒトがゼオライトを含有する液体飲料を飲むと放射性物質を吸着し体外に排出すると謳う商品は現在の日本国においては薬事法違反にあたりゼオライトそのものにそのような効果は無い。
ゼオライトという名称は、成分に含まれている水とアルミノケイ酸骨格との結びつきが弱いため、加熱すると容易に水を分離して沸騰しているように見え、このことからギリシャ語のzeo(沸騰する)とlithos(石)を合わせて名付けられた。
機能 [編集] イオン交換能 [編集]ゼオライトは二酸化ケイ素からなる骨格を基本とし、一部のケイ素がアルミニウムに置き換わることによって結晶格子全体が負に帯電している。
そのため微細孔内にナトリウムなどのカチオンを含み、電荷のバランスを取っている。
粉末状にしたゼオライトを別の種類のカチオンを含んだ水溶液中にいれると、細孔内と水溶液中でイオン交換・吸着が起こる。
この交換反応は可逆的であり、時間がたつと飽和して平衡状態となる。カリウムやセシウムもカチオンなので、ゼオライトによってイオン交換・吸着される。 ゼオライトの陽イオン交換優先順位は下記の通り。セシウムやストロンチウムなど有害物質の交換順位が高い。
Cs(セシウム)>Rb>K>NH4>Ba>Sr(ストロンチウム)>Na>Ca>Fe>AL>Mg>Li
吸着作用 [編集]ゼオライトは、液体の中において、微細孔内の水分子を放出し、かわりに毒素・アンモニア等を吸着することができる。
そのため、有機溶媒の脱水や湿度調節に用いられる。
工業利用 [編集] イオン交換材料 [編集]ゼオライトは上述のイオン交換能をもつため水質改良剤として用いられる。
例えば、水中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンをゼオライト中のナトリウムイオンと置きかえることで水の硬度を下げることができるので、衣類用の洗剤などに含まれている(「水軟化剤」等と記載されている)。
また微細孔内に植物の生育に必要なカチオンを保持するため、陽イオン交換容量を増す土壌改良剤としても用いられる。
触媒 [編集]ゼオライトはその細孔内に選択的に分子を取り込み、反応させることができるため、触媒として多方面に利用されている。
例えばZSM-5という合成ゼオライトを用いることでメタノールからガソリンを合成することに成功している。
また、ディーゼル排気中に含まれるNOxを分解・除去するための触媒としても期待されている。
吸着材料 [編集]ゼオライトは微細孔内に水分子を吸着し、また放出することができるため、有機溶媒の脱水や湿度調節に用いられる。
また水分子のほかにホルムアルデヒドなどの気体分子を吸着するとされるため、消臭や、シックハウス症候群を防止する目的にも期待されている。

と、言う様にゼオライトは活性炭に近い性質を持っています。
多孔石で吸着、浄水効果があり安価で園芸店に売られています。
なるべく大きな物を使う方が化学物質過敏症には効果が高いと思われます。
保温性にも優れているので断熱効果も使い方次第です。