・文部科学省HPより
http://www.mext.go.jp/
・7.学校用家具の導入時の留意点について
1) 発注時の留意点(カタログの見方、発注仕様書に記載すべき内容など)
室内の化学物質濃度は、使用した材料(建材・施工材等)ばかりでなく、備品・什器によっても大きく影響を受けます(表7-1、図7-1)。
備品・什器の発注は、数社に及ぶ場合も多く、最終的に、ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)の濃度が基準値を越えた場合は、原因の特定も難しくなります。
したがって、家具の発注に関して、発注仕様書に、これらのホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)を含有しないか、あるいは含有量を抑制したものを指定する必要があります。
ただし、「有害物質を含まない」等の表現は、応札者の独自の解釈が入り込む恐れがあるので、「学校環境衛生の基準」で示されているホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物の放散量を指定する等、指示を明確にする必要があります。
家具の選定においては、カタログや製品資料等により、ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物の放散量等の表示について(図7-2)確認することが重要です。
また、事前に化学物質の放散量を検査させ、入札時にその結果を提出させる方法もあります。
また、「4.発注時における留意点について」で記述しているように、検査方法や事後措置についても明確にしておく必要があります。