ぜん息の用語集12 | 化学物質過敏症 runのブログ

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発作
ぜん息の主な症状はせき、ぜん鳴、時にこれらを伴う呼吸困難の発作である。発作はその程度により、小発作、中発作、大発作、呼吸不全とに分けられる。ぜん息発作を一度起こすと、気管支の粘膜が傷つき、刺激に対し非常に敏感になるため、次々と発作を起こしやすくなる。このため、発作が起きてから対処するのではなく、発作が起こらないように予防することが重要である。


ホルムアルデヒド
強い刺激臭をもつ無色、可燃性の気体。建材の接着剤などに使われ、アレルギー反応やシックハウス症候群との関連が疑われている。なるべく使用を避けること、使用後や新・改築の家屋では室内のこまめな換気が必要である。


発作治療薬
発作を速やかに改善するために使用する薬のこと。ぜん息をコントロールする長期管理薬(コントローラー)に対し、リリーバー、救急薬ともいう。

ま行

マイコプラズマ
細菌とウイルスの中間に位置する微生物でマイコプラズマ肺炎を起こす病原体。発熱としつこいせきが特徴で飛沫感染する。乳幼児は感染してもかぜで終わることが多く、年長児が肺炎になりやすい。4~7年周期で大流行する。抗生物質が有効。

や行

有症率
小児ぜん息の有症率は30年前が1%に対し、現在は6%といわれている。ぜん息児が増えている理由として、家屋構造の変化によるダニの増殖、食生活の変化、大気汚染などが挙げられる。また、同じくアレルギー性疾患であるアレルギー性鼻炎は、国民の10人に2人が罹患しているといわれている。

ら行

リモデリング
気管支の炎症が慢性的に続いた結果、気道壁が厚くなって、気管支の内腔がせまくなる現象。可逆性が消失して難治化につながる。


リリーバー
発作を速やかに改善するために使用する薬のこと。発作治療薬、救急薬ともいう。
即効的に気管支拡張作用のある短時間作用型β2刺激薬、テオフィリン薬(注射、経口)、ステロイド薬(注射、経口)、海外で短時間作用型β2刺激薬と併用してネブライザー吸入される抗コリン薬がこれにあたる。



ロイコトリエン受容体拮抗薬
抗アレルギー薬。従来の抗アレルギー薬より効果発現が早く、中等症・重症や成人でも有効率が高い。ぜん息発作や気道炎症をもたらすロイコトリエンを阻害し、ぜん息発作を予防する。オノンR、アコレートR、シングレアR、キプレスRの4種がある。