ぜん息の用語集4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・か行

肩呼吸
呼吸困難が強度になると、あらゆる呼吸筋を動員しようとするはたらきが起き、肩の上下運動を伴った呼吸(肩呼吸)をするようになる。


寛解
病気が永続的または一時的に軽快すること。ぜん息は再発もまれではないことから、無治療・無投薬で症状がなくなった状態になっても、治癒とはいわず、 寛解と称することがある。日本小児アレルギー学会は、5年以上寛解を維持している状態を臨床的治癒、さらに肺機能、気道過敏性が正常化している状態を機能的治癒と定義している。


陥没呼吸
息を吸い込むとき胸の一部が陥没する状態の呼吸。発作が小発作から中発作へ悪化し始めると、息を吸うときにのどの下(胸骨の上)や鎖骨の上が引っ込む(=陥没する)ようになる。さらに発作が悪化すると肋骨と肋骨の間も陥没するようになる。


化学伝達物質
ケミカルメディエーター。広くは、細胞から細胞への情報伝達に使われる化学物質。アレルギー疾患では、気道炎症の際、その局所で産生されたり、遊走してきた白血球から放出される多様な生理活性物質をさす。例えば、ヒスタミンやロイコトリエンC4/D4/E4は、肥満細胞から放出され、平滑筋の収縮、末梢血管の拡張、粘液腺から粘液分泌などをもたらす。また、ロイコトリエンC4/D4/E4は活性化した好酸球からも放出される。



気管
喉と気管支とをつなぐ管。


気管支
気管から枝状に分かれ、気管と肺胞とをつなぐ部分。気管支は左右の気管支に分かれ、さらに分枝を重ねて次第に細くなって細気管支となり、肺胞につながる。気管支の内面は気管支上皮に覆われ、その下の粘膜固有層、粘膜下組織、気管支平滑筋に囲まれ、気管支軟骨に支えられ、さらに外膜が覆っている。


気管支炎
急性と慢性とがある。急性気管支炎はウイルス、細菌、マイコプラズマなどが原因で起こり、タンのからまる湿ったせきが特徴。乳幼児ではぜん鳴を伴うことがある。慢性気管支炎は、主な症状は長期(年3か月以上、2年以上)にわたる多量のタンを伴うせきが特徴的で、ぜん鳴、呼吸困難を伴い、喫煙者に多く、大気汚染も関与するとされる。


気管支拡張薬
収縮した気管支平滑筋を弛緩させ、気管支の空気の通りをよくし、発作を楽にする薬剤。交感神経刺激薬(β2刺激薬)とテオフィリン薬に大別される。