・ぜん息などの情報館(一般の方)より
http://www.erca.go.jp/asthma2/
・ぜん息の用語集
アルファベット
D
DSCG
クロモグリク酸ナトリウムの略称。商品名インタール。抗アレルギー薬。
I
IgE抗体
免疫グロブリンEというタンパク質で、これをつくりやすい遺伝的素因をアレルギー体質という。花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支ぜん息などの発病に深くかかわっている。
R
RSウイルス
冬に流行するウイルス。2歳までにほとんどの乳幼児が感染し、約半数の小児は二度目の罹患をする。
生涯感染を繰り返す。2~5日の潜伏期間後、鼻水に始まり、2~3日でせき、発熱、時に、数日後からぜん鳴、呼吸困難を呈するようになる。
多くは1~2週間で回復するが、2歳以下の乳幼児で時に重症化し、ぜん鳴・呼吸困難を伴った細気管支炎へと移行することがある。
RTC療法
RTCとはround the clockの略。
薬剤の血中濃度を24時間一定に保つ投与法。
内服後、徐々に溶けて吸収される徐放性テオフィリン薬(気管支拡張薬)を使って、血中濃度の変動を少なくし、気管支拡張効果の維持をはかる。
RAST
個々のアレルゲンに対するIgE抗体の有無と量を知る検査法。
反応の強さを0~6段階に分けてスコア化し、例えばダニ6、卵3などと表す。
スコア2以上でIgE抗体陽性と判断する。
RASTスコアが高いとそのアレルゲンがアレルギー症状の原因になっている確率が高くなるが、必ずしも症状の原因とはいえず、逆にスコアが低くてもそのアレルゲンで激烈な症状を呈することもある。
陽性アレルゲンが本当にアレルギー症状の原因になっているか否かは、病歴と併せてある程度判断できるが、最終的にはアレルゲンを投与して判断しなければならないこともある。
T
Th2サイトカイン阻害薬
抗アレルギー薬の一種。
アイピーディRがこれにあたる。
サイトカインと呼ばれる生理活性物質のうち、アレルギー性疾患の発症に関与するIL‐4とIL‐5がリンパ球から産生されるのを抑制し、気道炎症を抑制する。