神戸大学院教授の怒り 国の除染では効果はない2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・3割程廣しか滅らない
 同じ渡利地区の薬師町では、ある水路が普段は干上がっていて、子どもたちはその底で遊んでいるという。

この乾いた川底から1センチ上で最高14・8、最低4・O、50センチで最高5・30、最低3・92、1メートルでも最高3・87、最低2・1μSv/hでした。

そんな場所で子どもたちは土挨にまみれていたのです。
 同じ薬師町のある個人宅の庭の奥は、地上1センチで20、50センチで4・8、1メートルで2・7μSv/hでした。

このお宅には4歳の子どもがいますが、相当の外部、内部被曝を受けていると推定されます。

近くの個人宅5軒の庭も地上1センチで最高は11・1、最低でも1・2μSv/hという高さです。
 --福島市はこの夏、渡利地区の2小学校の通学路などを除染事業の対象にしたが、その効果はなかったのですか。
 家屋や道路などを高圧洗浄し、仮に除染できたとしても、それは水を通して放射性物質を別の場所に移しているだけで、人間環境の線量を下げることにはならないし、今の除染方法では、除染したその地区に絞っても効果は出ていない。
 さっきの渡利小の通学路の場合、除染前と除染後の線量を比較した福島市の報告を見ても、各除染地点は平均で除染前の7割程度にしか放射線量は下がっていない。

半分にもなっていないのです。

地点によっては除染前の1・80μSv/hから逆に1・90に上がっていたり、除染前の4・18μSv/hが除染後も3・92とほとんど変わらなかったりです。

莫大な経費をかけても、現状の方法では予算の無駄遣いです。