・日本における携帯電話の普及率は、ほぼ飽和状態に近づいたといわれている。
そこで各メーカーがもっとも力を入れているのは、次世代携帯電話の開発である。
来春にも登場する次世代携帯電話は、電話というよりほとんどパソコンに近い。
それも超高性能の。従来にも増して強力な電磁波を発生させることはいうまでもない。
次世代携帯電話には、あらゆる最新技術が盛り込まれている。
ただひとつ欠けているのは、安全性の技術なのである。
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以下の表は、電磁波の被曝量の規制値を国別に比較したもの。
ご覧のとおり、日本の規制値は、アメリカの5倍、オーストリアの1000倍と極めて緩い値である。
普及が早かったヨーロッパでは、電磁波規制により真剣であることがわかる。
国名 体表面被曝量(マイクロW/cm2)
日本 最大1000以下(周波数÷1500)
米国 200以下
ロシア 2.4以下
中国 6.6以下
スイス 4.2以下
オーストリア 200以下(下記<注>参照)
オーストリア
フローゲン議会 0.001以下を提案
オーストリア
ザルツブルグ市 0.1以下
<注>ホッキング博士の提案に基づき、学者は0.2以下を提言。