携帯電話があなたの脳を蝕んでいる!?3 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・<脳障害、DNA破壊--戦慄のデータ>
 話題になつた研究のいくつかを紹介しよう。
 1996年4月14日、英国「サンデー・タイムズ」紙は「危険! 携帯電話があなたの脳を調理する!」という衝撃釣な見出しの記事を掲げ社会に警鐘を鳴らした。
 英国の科学者グループの研究によると、携帯電話から発せられる電磁波は電子レンジなどで用いられるマイクロ波と非常に近く、長期間継続的に使用すると、脳の一部が”加熱調理”されるのと同じ影響を被る可能性があるという。
 また、携帯電話が発するマイクロ波の70パーセントは頭部に吸収されてしまい、それらのエネルギーは脳の一点に集中してしまうという恐るべき現象(ホットスポット現象)も、同グルーブの研究により明らかにされた。
 さらに携帯電話から発せられる電磁波は、脳細胞そのものはもちろん、神経伝達物質であるドーパミンにも少なからぬ影響を与えるため、重大な脳障害を引き起こす可能性があると警告している。
 もっとも脳内の神経伝達物質が電磁波の影響を被る危険性については、すでに80年代後半からアメリカの科学者を中心に、これまでも重要な研究が進められてきた。
 たとえば、ベッカーおよびぺリー両博士の共同研究によると、電磁波を浴びると脳の松果体からの神経ホルモンであるセロトニンの分泌が抑制され、その結果さまざまな情緒障害、さらに最悪の場合は重大な精神障害をも引き起こす可能性があると指摘している。
 スウェーデンのアスバーグ博士も電磁波の影響で神経ホルモンのセロトニン分泌が抑制され、セロトニンの欠損が、深刻な抑うつ病を引き起こすと警告する。
 もちろん脳細胞そのものに対する影響も、マウスなどをつかった実験では、戦慄すべきデータが発表されている。
 1986年に発表されたワシントン大学生物工学センターのライ博士およびシン博士の共同研究によると、携帯電話で使われるのと同じレベルの電磁波をマウスに2時間照射すると、4時間後にはマウスの脳細胞の60パーセントのDNAが破壊されたという。
 同種の研究・実験は、さまざまな形で行われている。
 たとえばアルバート博士の実験によれぱ、電磁波の照射によりマウスの小脳が変質したことが確認されているし、シエスカ博士の実験ではマウスの精子が著しく減少し、さらに染色体そのものに異常が見られたという。
 もちろんマウスと人間では、生体メカニズムがあまりにも違っている。前述の実験データがそのまま人間の脳にあてはまるわけではない。

人間の脳への影響はいまだ未知数なのだ。
 かといって、どんな意欲的な科学者であろうと、同種の人体実験を研究室レベルで行うことば不可能であろう。

人道的にそれらは許されざる行為だからだ。
 では、携帯電話が人間の脳に及ぼす影響のデータは明らかにされないのだろうか。
 そんなことはない。実験はより広範な規模で行われている。実験室の狭い部屋の中ではなく、現実の社会で、あなた自身をモルモットとして・・。
 何気なく携帯電話を手にするあなたの脳が、どのように変容するのか、そのデータが明らがになるには、まだ数年が必要だろう。