携帯電話の何が問題か?3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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自然界にある電磁波はアナログ型ですが、携帯電話はすべてデジタル型です。

デジタルの方が「危険性が高い」との研究が多いのも、生物が過去に経験したことのないような電磁波だからだと思われます。
 欧米では、電磁波強度が弱く、頭への熱寄与量も少ない携帯電話が開発され、その熱寄与量も公表されているのですが、日本では秘密のままです。

日本製携帯電話の熱寄与量を知るには欧米の新聞やFCCの発表から知るより他に方法がないのです。
 基地タワーからの強度に関する法律規制が昨年十月から始まったのですが、大変にゆるい値で、ロシア・東欧・中国やイタリア・スイスなどはその約一○○分の一です。

環境都市として有名なオーストリアのザルツブルク市は実に五○○○分の一なのですが、それより更に弱い被曝でも睡眠障害が増加するとの最近の研究もあるのです。
 危険性が確立してはいなくても、危険性を示唆する研究が沢山あるという理由で、「予防的原則」「慎重なる回避」政策を重視する国々が増えてきています。

しかし、この日本てば「IT革命」に浮かれて危険性を「真面目に検討しよう」との声がほとんど間かれないのが本当に残念です。
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荻野晃也先生のプロフィール
 富山市生。京都大学理学部物理学科卒。大学院修士課程(原子核物理学専攻)終了。
 京都大学工学研究科講師。
専門は原子核物理工学、電磁波測定学、放射線計測学など。
著書は、「携帯電話は安全か?」(日本消費者連盟)、「ケータイ天国・電磁波地獄」(週刊金曜日)など多数。
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<山形南高新聞・編集者の後記>
 今回、携帯電話やPHSの問題点として新聞などで話題となった「電磁波」の影響について専門家の話を伺うことにした。インターネット上で検索したところ、「電磁波問題研究会」のホームページがみつかり、その紹介により、この問題についての権威である荻野先生に原稿を書いていただける事となった。先生を初め努力していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
 さて、記事を読んで、電磁波の恐ろしさがわかったことだろう。もう一度携帯の必要性を考え直してみてはどうだろう。