気管支喘息患者における臨床的検討 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・一般演題
気管支喘息 疫学・統計
座長:井上博雅(九州大学大学院医学研究院附属胸部疾患研究施設)

P1-1-3.当センターにおける救急外来を受診した気管支喘息患者における臨床的検討

平嶋純子, 放生雅章, 東野茉莉, 飯倉元保, 平石尚久, 中道真仁, 飯倉元保, 杉山温人, 小林信之, 工藤宏一郎
国立国際医療センター戸山病院呼吸器科


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【目的】喘息発作のリスクファクターを検討するために救急外来を喘息発作で受診した成人患者についてその臨床像を検討し,さらに2007年と比較して経年的な変化を検討する.
【対象・方法】2009年1月1日から2009年12月31日の間に喘息発作で当院救急外来を受診した15歳以上の患者についてretrospectiveに臨床的解析を行い,さらに2007年と比較する.

(現在のところ11月30日までに受診した患者について中間解析を行っている)
【結果・考察】対象となった人数175名は2年前の同じ期間(233名)と比べて少なかった.
男性81人,女性94人で平均年齢は42.6歳(15~86歳)であった.
転帰として入院35名(20%),挿管・ICUでの管理を必要とした患者2名であり,2年前と比べて入院率が低下していた(25.3%).月別で見ると受診者数が多かったのは10月(22名,14%),11月(20名)で,最も少なかったのは6月(8名,4.6%)であり,これは2年前とほぼ同じ結果であった.
救急車での搬送34名(19.4%)中,入院は12名(35.3%)であった.
全体的に初診または定期受診を受けていない患者が多く108名(61.7%)だった.

第22回日本アレルギー学会春季臨床大会 2010年5月開催