WHO とMCS/EHS患者・支援者団体との会議概要4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ フランシスカ・グティエレス氏とフランシスカ R. オリアンド氏は、ネイラ博士に対して、科学的証拠から、これらの病理が器官由来であり後天的であることが示されており、この証拠からのみ適切な解決が見出され、またこれらは予防可能な疾病なので予防への活動に有用であるとすることに、彼らは完全に合意するということを明確に述べた。

 フランシスカ・グティエレス氏は、子どもや、学校の問題含んで、影響を受ける若い人々が増えているという患者団体の懸念をネイラ博士に伝えた。

グティエレス氏は、この問題はこれらの疾病の発症の性差、女性の生殖機能と母親が特に妊娠中と授乳中に曝露した有毒物質を子どもに伝達することに関連していると説明した。

 フランシスカ R. オリアンド氏は、WHOの担当官らにMCSに関するWHOのポジション・ペーパーがあるかどうか尋ねた。

ネイラ博士とウスツン博士は、彼らが知る限り、彼らの関連部局にはそのような文書はないと答えた。

 このことは、MCSの認知が、1998年のベルリンでのワークショップで出現した”突発性環境不耐性(IEI)の定義の採択に関する”推測される”IPCS-WHO の MCS ポジションの引用によって停止した国々にとって、極めて重要である。

 ネイラ博士は、関連団体は ICD 11 に取り組んでいる世界中のWHOの様々な作業部会との連絡を是非確立するよう提案した。

 ラフェンテ博士は、MCSとEHSの患者は、ほとんどの人々は反応しないような非常に低用量の生体異物(xenobiotics)に反応する過敏な人々であるということを、WHO の代表に確認した。

 フランシスカ・グティエレス氏はネイラ博士に対して、ラフェンテ博士の説明は影響を受ける人々が小人数であるということを意味するのではなく、まったくその反対であると説明した。

我々は、すでに診断を受けた人々の数の多さに直面しており、人口の12%~15%の人々が化学物質の存在に何らかの被害を受けている。

EHSでは、影響を受けている人々の数は、人口の3~6%であるが、これらの数も増加している。

 マリア・ネイラ博士は、常に非常に親切であり、我々が予期していた以上の時間を割き、彼女が次の会議に参加しなくてはならないときに、建物の外まで我々を見送ってくれた。

彼女は、我々の提案をしっかり受け止めると述べた。

 代表委員会はネイラ博士と彼女のチームに対し、重要な議題に向けられた彼らの親切と関心に感謝している。