・Q15天然(自然)材料は安全ですか。
A
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安全性が高いとは思われるが、材の保存・保管用に化学薬品が使用されている場合があり安全であると断言はできない。
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天然木材の香り成分であるテルペン類は、森林浴に代表されるリラクゼーション、快適性の促進などの効果が知られている。
これらテルペン類を含めて、室内の総揮発性有機化合物(TVOC) として測定される場合があり、測定値のみからの判断には注意が必要。
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天然材料の方が安全性は高いと思われるが、中には天然成分にも反応する人もいるので、その点も注意が必要
Q16.シックスクールという言葉を聞くが、学校に対してワックスの選定指導など行っているのですか。
A
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自治体によって対応が異なっている。
学校や教育委員会に問い合わせを勧める。
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全国的な傾向として、児童・生徒の健康管理について関心が高まっている。
一部ではあるが「シックスクール・マニュアル」を策定している自治体もある。
ホームページでも閲覧できるマニュアルもあり、参考にするとよい。
Q17.職場の新改築にともない体調の変化を感じると訴えています。
A
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医学的な原因究明がまず必要。
職場内に健康管理部門や産業医・保健師・看護師等の医療スタッフがいれば相談を勧める。
また、体調不良については、近医に相談する。
(参考)
『労働安全衛生法』(昭和47年法律第57号 改正平成17年法律第21号)
第六十五条
5 都道府県労働局長は、作業環境の改善により労働者の健康を保持する必要があると認めるときは、労働衛生指導医の意見に基づき、厚生労働省令で定めるところにより、事業者に対し、作業環境測定の実施その他必要な事項を指示することができる。
第七十一条の二 事業者は、事業場における安全衛生の水準の向上を図るため、次の措置を継続的かつ計画的に講ずることにより、快適な職場環境を形成するように努めなければならない。
1 作業環境を快適な状態に維持管理するための措置
2 労働者の従事する作業について、その方法を改善するための措置
3 作業に従事することによる労働者の疲労を回復するための施設または設備の設置又は整備
4 前三号に掲げるもののほか、快適な職場環境を形成するため必要な措置
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産業保健推進センター(各県に1ヶ所設置されています)に相談する方法もある。