・出典:健康情報
http://kenko.data-max.co.jp/
・国セン、「くらしの危険」で『茶のしずく』に警告
2011年10月25日 10:58
独立行政法人国民生活センターは19日、(株)悠香が販売する『茶のしずく』石鹸の旧商品の使用中止を促すリーフレット「くらしの危険(No.301)」をまとめ、同センターのホームページにPDF形式で掲載した。
「くらしの危険」は、全国の消費生活センター、協力病院から収集した「商品やサービス、設備などにかかわる事故情報」をもとに、くらしの中にひそむさまざまな危険をわかりやすくリーフレット形式にまとめたもの。
「くらしの危険」NO.301では「小麦加水分解物を含有する石けんによるアレルギー」と題し、「株式会社悠香の販売している『茶のしずく』石鹸(2010年12月7日以前の販売分)を使っている人に小麦アレルギーを発症するという症例が判明したため、該当製品を自主回収しています。
該当製品を持っている方はすぐに使用を止め、返品してください」と、呼びかけている。
また、同冊子ではアレルギー症状の発症事例、事故を防ぐための注意事項などをまとめ、最後に国立病院機構相模原病院の福冨友馬医師による「『茶のしずく石鹸』による健康被害の特徴」が掲載されている。
そこには小麦アレルギーを発症する割合について「現在医療機関を受診している患者の数からすると、必ずしも非常に稀とはいえないのが現状である」とまとめられている。
悠香から『茶のしずく』石鹸の購入者に送付されたDMには、「運動誘発性アレルギーは、小麦食品でも発生しますし、発生頻度は非常に低いと考えられています」と記載されているが、ここでも専門医と悠香に認識の違いが生じており、悠香側の危機感のなさと認識の甘さ、消費者無視の姿勢がうかがえる。
【山本 剛資】